「強い地震が起きるとき震源近くにいることが多い」という都市伝説もしくはジンクスがある海洋研究開発機構の地球深部探査船「ちきゅう」が、9月中旬から約2ヶ月間にわたって高知県室戸岬沖で海底掘削をおこなうそうです。掘削地点は「室戸岬から南東約120kmに位置する南海トラフのプレート沈み込み帯先端部(地図)」、「水深約4,760mの海底から約1,200m(基盤岩を掘り込む深度まで)掘削」、「海底面下700~800mのプレート境界断層試料の採取も含みます」:
2011年の東北地方太平洋沖地震の際には八戸港に、今年4月に三重県南東沖でM6.5の地震が発生したときにも震源域の近くにいたそうです。
関連記事
- 「ちきゅう」が沖縄トラフを掘削へ (10年9月2日)
- 地球深部探査船「ちきゅう」 就航10年 (15年11月23日)
- 南海トラフの震源域でメタンハイドレート井を掘削中 (16年6月2日)