9月26日午後1時51分(日本時間)、小惑星〝2016 SW3〟が地球に 1.00LD まで接近しました(1LD=地球から月までの平均距離)。
この小惑星は最接近後の9月27日に発見されたもので、アポロ群に属し、直径は 約10m と推定されています。直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。
この小惑星が最接近した時の地球との相対速度は平均的で、秒速10.3km(時速約3万7000km)と計算されています。
小惑星 | 推定直径 (m) |
接近日時 (日本時間) |
接近距離 (LD) |
---|---|---|---|
2016 SW3 | 10 | 9月26 13:51 | 1.00 |
このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。
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