2015年8月6日木曜日

火星のカニ? クモ?


まず、NASAのウェブサイトに載っている以下の写真をご覧ください。火星探査車キュリオシティが昨年8月5日に撮影した画像です。偶然の岩の造形とは思えない奇妙な形をした何かが岩陰に写っています:

わかった方もわからなかった方も、以下の拡大画像(Yahoo News所載)をどうぞ。コントラストも強めにしてあるようです:

「何か」の手前にある砂地の斜面にも注目してください。今できたばかりのような凹みが2つあります。火星には大気がありますから、そのような凹みは時間が経てば風でめだたなくなっているはずです。

多くの人がキュリオシティを撮影場所に引き返させて確認するべきだと声を上げていますが、NASAにその気はないようです。キュリオシティが撮影場所を通過したのは1年前ですから、現在は遠く離れてしまっています。

海外の報道記事です:

私は、いま読んでいる最中の『凍りついた空 ― エウロパ 2113』(ジェフ・カールソン著、創元SF文庫)に登場する知的生命体を想起しました。木星の衛星エウロパの氷の下に棲む知的生命体で、ヒトデ(スターフィッシュ)のような体型ですがサンフィッシュを名づけられています。その生物の描写をいくつか拾い出すと、「幅一・二メートルで、丸い体から八本の触手がはえている」、「毛がなく、滑らかな体形」、「体と触手に細い軟骨が入っているだけ」、「前後の区別はない」、「目も鼻もなく、側面は一様に見える」、「上面は白い肌から棘が何本かはえている」、「下面から見ると (中略) 無数の管足と、先端がはさみのように割れた叉棘が何千本もはえている」。


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