8月1日付「近畿圏中心領域大型地震 (続報-50)」の続報です。
八ヶ岳南麓天文台の串田氏が8月1日と8月2日に更新情報を出しています:
- 「長期前兆No.1778」 続報 No.094 (PDF形式)
- 「長期前兆No.1778」 続報 No.095 (PDF形式)
結論を先に書くと、推定地震発生日は8月13日±2日。推定領域、推定規模、推定発生時刻などに変更なし。
2つの更新情報をまとめます:
- 8月2日夕刻現在、2つの観測装置に直接波近似変動、別の2つの観測装置に特異状態が継続。いずれも弱くなっている。
- 8月2日夕刻現在、新たな前兆の出現なし。既存前兆に新たな極大を示す変動もなし。
- 前兆が終息しない理由として3つの可能性
- 直前特異が出現している (前日と変わらずに前兆が継続していることから否定)
- 前兆変化認識(注)が間違っている
- 8月1日前後に第8ステージへ移行 (新たな前兆の出現がなく、新たな極大とみられる変動もないので否定)
- これまでの前兆変化認識が誤っていたとみて、再検討。その結果、8月10日以前の地震発生となる可能性は否定され、8月13日±2日の発生が示唆される。
- 全ての前兆が終息し静穏期に突入するのは8月7日前後と推定。
- 発生時期が数ヶ月先になるような根拠前兆は見当たらない。
- 「8月と2月は一年の中で白道と黄道が大きくズレるためか、地震数全体も大型地震発生も少ないことが知られており、8月半ばに発生となる可能性は過去の統計からは考えにくい様にも思われますが、(以下略)」
8月13日の翌日、14日は新月です。串田氏の推定地震発生日は満月や新月の日になることが非常に多いのですが、何か意味があるのかも知れません。推定地震発生時刻については、串田氏は著書で太陽との関係を示唆しています。
(注) 串田氏の予知手法は、各観測装置に現れる前兆の初現(t1)から、極大(t2)、終息(t3)を経て地震発生(t0)に至るまでの時間間隔の比に見られる経験則に依存しています。たとえば、(t0-t1)/(t0-t2)=20/13、(t0-t2)/(t0-t3)=3.9/1 など。したがって、観測データからいつが極大であったか、いつ終息したかなどを見極めることが極めて重要で、この見極め(前兆変化認識)を誤ると地震発生時期の推定がずれてしまいます。一つの前兆に複数の同じようなレベルの極大が現れたり、終息したと思った前兆がすぐに復活したりすることもあり、特に今回のように長期継続かつ前例の無い前兆出現パターンでは、前兆変化を観測データから正確に読み取るのは容易ではないようです。
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