2010年3月25日木曜日

チリ地震による地下水位や地盤の変動

神奈川県温泉地学研究所の資料によると、小田原・南足柄・真鶴・二宮にある観測井戸で、チリ地震の「発生から約1~2時間後に、数cmから数mm程度の振幅で地下水位が上下動」し、「その上下動が収まってから4~5時間後にも、さらに小さい振幅で、再び地下水位が上下動」していたとのことです。さらに、チリから到達した津波の影響で、「真鶴と小田原の観測点では、地震発生後およそ22時間後から、1~2時間程度の周期で地下水が上下に変動」した様子も記録されました。詳しくは以下の資料をご覧ください:

防災科学技術研究所の発表によると、津波の影響は地下水だけでなく地盤にもおよんでいました:

アメリカのバージニア州クリスチャンズバーグ(地図)にある井戸は、世界中の地震に反応することで有名で、USGS(米国地質調査所)も常時モニターしています。チリ地震でも鋭敏に反応し、短時間で 60cm を超える水位低下を記録しています:

過去の関連記事