2010年3月12日金曜日

サケガシラ大漁 ― 福井県南越前町

しばらく深海魚の漂着や捕獲のニュースが途絶えていましたが、『福井新聞』の 3月 12日付記事によると、 「福井県南越前町河野地区でここ2カ月半ほど、水深数百メートルにいるはずの深海魚サケガシラが、沿岸の定置網に大量に掛かる現象が続いている」 とのことです:

サケガシラ、テンガイハタ、リュウグウノツカイの区別については以下を参照してください:

以下の地図(グーグル・マップ)でもわかるように、現場は敦賀湾の入り口付近です:

敦賀湾では、このブログの 2月 26日付記事「カマイルカ迷い込む ― 福井県敦賀市」で紹介したように、2月 21日にカマイルカ 1頭が迷い込んでいるのが見つかっています。また、同じく 26日付の記事「湖底堆積物吹き上げ ― 琵琶湖」で取り上げた湖底堆積物の吹き上げ現象は、琵琶湖西岸断層帯の活動が活発化している兆候ではないかとも言われていますが、敦賀湾はこの断層帯の延長線上にあります。

以下の「過去の関連記事」にあるように、今冬、このブログで取り上げたリュウグウノツカイなどの漂着・捕獲が起きているのは、主として敦賀湾が属する若狭湾から能登半島にかけての地域です。


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