2010年1月28日木曜日

中国で「大地震近い」の噂

宏観異常による地震予知の本家・中国で「大地震が起きるのでは」との噂が広まっています。きっかけは多くの人が目撃した「筋状の多くの雲が平行に並ぶ現象」。さらに「井戸の水位が上昇しはじめ、あふれだした」、「冬眠しているはずの蛇が大量に、地面を這っていた」との情報も。当局が調査したところ、雲については「通常の気象現象として解釈できる」、井戸の水位については「付近の工事のため地下水脈が変化したことが原因」、ヘビについては「騒音に驚いた蛇が巣から出てきた可能性が高い」とのことです:
日本のわれわれも教訓とすべき点は、地震の前兆と決めつける前に他の原因がないかよく調べることと、安徽省馬鞍山市地震局が説明しているように「大地震の前に …… 多くの種類の動物が反応を示すことが知られている。冬眠中の蛇だけが活動することは、考えられない」という点でしょう。地震前兆関係の掲示板やブログでしばしば見受けられますが、原因をよく調べることもなしに、一つの「異常」だけを取り上げて地震が来ると騒ぐのはやめてほしいものです。