2010年3月1日月曜日

チリ地震と火山活動

現地時間 2月 27日午前 3時 34分(日本時間 同日午後 3時 34分)にチリの太平洋岸で発生した M8.8 の大地震には、何か前兆のようなものがあったのか、ニュースを過去に遡ってざっと調べてみました。これといった宏観異常の報道は見つかりませんでしたが、地震の 2週間ほど前にチリ国内の 2つの火山が相次いで活発化していました:

Llaima 山では、中央火口から水蒸気やガスが噴出するのが監視カメラによって捉えられていました。Chaiten 山については、1月下旬までの数ヶ月間、火山活動の低下傾向が続いていたのですが、1月末~2月初めごろ活発化の兆候が現れ、2月 15日には警戒レベルが最高度(レッド)に引き上げられました。

Llaima 山は震央から南南東に 328km、Chaiten 山は震央から南に 776km のところにあります。

なお、上記の記事のうち、チリの『サンティアゴ・タイムズ』については、この原稿を書いている時点でアクセスできない状態が続いています。


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