2016年10月13日木曜日

適中率93% ― 音と痛みで自然災害を予知する女性 (その4)


9月20日付「適中率93% ― 音と痛みで自然災害を予知する女性 (その3)」の続きです。

以下は〝WHEN AND WHERE WILL THE NEXT NATURAL DISASTER STRIKE?〟(いつ、どこで次の自然災害が起きるか?)という節の抜粋・テキトー訳です:
  • どこで次の大災害が起きるか、キング氏にも今のところわからない。なぜなら、「これまで述べてきたような身体症状を感じたときにしか予測できないから」

  • 「現時点では多くの(地震)活動が起きています。この週末にオクラホマ州とカリフォルニア州で発生した2つの小規模地震、どちらもマグニチュード5.7でしたが、その余震が続いています」

  • 彼女がいま注目しているのは、ニュージーランドの北島、ケルマデック諸島、バヌアツ、マリアナ諸島、ソロモン諸島、ニューカレドニアである。

  • 「中国、パキスタン、アフガニスタン、インド。そしてネパールの地震活動の再発も見守っています」

  • 「今後7日以内に、マグニチュード7かそれよりも大きい大地震が起きる十分な可能性があると考えています」

記事の日付が9月7日となっており、記事中で「この週末」のこととしてオクラホマ州やカリフォルニア州の地震(USGSによれば9月3日発生、前者はM5.8、後者はM5.6)に言及しているので、キング氏への取材は9月4日から9月7日の間におこなわれたと考えられます。

その取材の時点から7日以内に「マグニチュード7かそれよりも大きい大地震」が起きたかといえば、答えはノーです。取材前の8月29日にはアセンション島北方でM7.1、9月1日にはニュージーランドの北島沖でM7.0が起きていますが、取材日以降には発生していません。9月24日にフィジーでM6.9が発生していますが、取材日からは7日以上が経過しています。


(続く)


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