八ヶ岳南麓天文台の串田氏が10月13日17:00付で更新情報を出しています:
推定時期 | 10月18日±1日(最大誤差10月18日±2日) 前兆の再出現がないことが条件 |
推定時刻 | 午前9時±1時間、または午後6時±3時間 |
推定震央領域 | 更新情報の地図参照 (点線: 大枠推定領域、太線: 可能性が考えやすい領域) 火山帯近傍地震前兆が関連ある場合には、ある程度火山帯に近い領域の可能性がある |
推定規模 | M7.8 ± 0.5 陸域の地震、震源の深さ30km以浅 |
更新情報のまとめです ――
▼ 現状
- CH2(八ヶ岳)
- 9月21日に糸状特異が最初に出現
- 9月25日から連日、糸状特異が出現
- 10月1日~2日に数時間正常基線(静穏化)を記録
- 完全糸状特異状態が継続
- 10月11日10時30分ごろから静穏化
- 53時間以上静穏基線が継続中、完全終息の可能性
- CH20(八ヶ岳)
- 9月30日未明を中心に約22時間、特異状態が出現
- 静穏化
- 今回の更新情報には記載なし
- CH21(八ヶ岳)
- 前回の更新情報には記載なし(静穏化?)
- 特異状態
- 10月13日15時ごろから正常基線、同日夕刻も継続中
▼ 考察
- No.1778前兆は8年3ヵ月にわたって継続、過去にこのような長期前兆は観測例なし
- 現在は第18ステージと認識
- 明確な極大は9月26日と9月30日
- 2つの極大に対応する終息を待っていた
- 9月30日極大、10月13.6日終息として、経験則 [極大~地震発生]:[終息~地震発生]=3.9:1 を適用すると 10月18日午前中の地震発生が示唆される(前兆の再出現がなく、このまま静穏状態が続いた場合)
▼ 火山帯近傍地震前兆について
- 2つのグループ
- 8月7日極大のS型火山帯近傍地震前兆(八ヶ岳のみ出現) + 8月6日~8月末の火山帯近傍地震前兆(秋田観測点のみ出現)
- 他の期間の長期出現S型火山帯近傍地震前兆(全観測点に同時出現)
- 小規模な地震活動の場合は活動域に近い観測点にのみ前兆が出現することから、(1)は 8月29日ごろから富山県東部で起きている群発地震の前兆である可能性が高い。また、No.1778前兆と関連しているという根拠はない
- 一方(2)は、No.1778前兆と関係がある可能性を否定できない → No.1778前兆に対応する地震の発生領域が火山帯の近くである可能性を否定できない
串田氏の地震予測についてお知りになりたい方は、同氏の著書(『地震予報』、PHP新書 833)か以下の資料をご覧ください:
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