2016年10月21日金曜日

鳥取県の大地震 過去との比較


本日午後2時7分ごろに発生した地震を含めて、鳥取県で発生した大地震をまとめてみました:
  1. 1943年9月10日17時36分 『鳥取地震』、鳥取県東部、深さ0km、M7.2、最大震度6、鳥取平野直下で発生した横ずれ型

  2. 2000年10月6日 13時30分 『平成12年鳥取県西部地震』、鳥取県西部、深さ9km、M7.3、最大震度6強、鳥取・島根県境付近の浅いところで発生した横ずれ型

  3. 2016年10月21日14時07分 鳥取県中部(震央地図)、深さ11km(暫定値)、M6.6(暫定値)、最大震度6弱、横ずれ型

今回の地震(3)は、(1)と(2)の震源域の中間で発生しています。いずれの地震も震源が浅い横ずれ断層型で、1年の中では秋、1日の中では午後に発生している点が共通しています。

(1)の地震から3年後の1946年には南海地震(M8.0)が発生しています。

今回の地震(3)は他の2つと比べると規模が小さい点が気になります。(1)の地震の場合は、約半年前の3月4日と5日に震源域付近でM6.2の地震が2回発生しています。今回の地震が、(1)のようなさらに規模の大きな地震の前震でなければよいのですが。

参考資料: 『理科年表』(丸善株式会社)、『日本の地震地図 東日本大震災後版』(岡田義光著、東京書籍)、「平成28年10月21日14時07分頃の鳥取県中部の地震について」(気象庁)

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