2009年6月27日土曜日

宇宙放射線の量が増加

6月 26日付朝日新聞(朝刊)社会面に「宇宙放射線の量 60年代以降最大 太陽の活動低下が原因か」という記事が掲載されています。タイトルが異なっていますが、対応するオンライン版の記事が以下です。わたしの手元にある紙面と比べると、最後の「宇宙機構によると…」で始まる段落が追加されています:
記事によると、地上に降り注ぐ放射線の量が増えているのは、太陽の活動が低調で太陽の磁場が弱まり、太陽系外から飛来する放射線(宇宙線)を遮る力が落ちているからとのことです。それに加えて、地球の磁場(地磁気)が年々弱まっていることも影響しているのではないでしょうか。そう遠くない将来に地磁気が 0 になり、その後は、地磁気の N極と S極が逆転すると言われています。太陽の磁場と地球の磁場という 2重のバリアーで守られている地球も、いつまでも安泰というわけではないようです。それにしても「太陽の北極と南極の磁場はここ数年、それ以前の半分程度に弱まっている」という事実には驚かされます。