昨夜10時から、日本テレビ系列『キイナ 不可能犯罪捜査官』の第一回目の放送を見ました。警視庁捜査一課に所属する女性刑事と新人男性刑事が、超常現象や心霊現象などが絡むナゾの多い事件を解決するドラマです。主人公の春瀬キイナ(29歳、いわゆるアラサー)は、目で見たものは何でも、一瞬で細部まで写真のように記憶することができる特殊な能力を持っているという設定ですが、なんとなくほんわかとしたキャラクターで好感が持てました。演じているのは、菅野美穂さんです。
主人公の女性刑事と新人男性刑事が、捜査一課特別班(通称「ベッパン」、所属は2人だけ?)として、超常現象や心霊現象に取り組むという設定は、『Xファイル』(The X-Files)の女性捜査官スカリーと男性捜査官モルダーを思い起こさせます。『Xファイル』では女性捜査官の方が超常現象に懐疑的ですが、『キイナ』では男性刑事がその役割を担っているようです。
第1回目は、冒頭に空から生きた魚がたくさん降ってくる事件がおこるのですがあっさり解決、続いて、心臓移植を受けた女性が臓器提供者の「記憶」に悩まされる話でした。心臓を移植すると、心臓を提供した人の記憶が、移植を受けた側でよみがえるという現象を扱っています。結局、心臓提供者は殺人事件の被害者であったことが判明、キイナが見事に(?)殺人犯をつきとめて一件落着。
ストーリーの要所要所に過去に実際にあった(?)不可思議な現象や事件、犯人の手口などがちりばめられています。一回目は、好きな女優の出演番組ということもあって退屈せずに楽しめたので、私の評価としては何とか合格点です。2回目以降の展開に期待したいと思います。
少し気になったのは、草刈正雄さんが演じる管理官です。セリフが誇張されすぎで不自然に感じました。俳優のせいではなく、シナリオか演出のせいだと思うのですが。