太陽の活動を立体的に観測するための双子の探査機〝STEREO〟(図)。そのうちの1機を使って撮影したエレーニン彗星の画像が8月11日に公開されました。何の変哲もない普通の彗星です:
撮影されたのは8月6日。探査機から彗星までの距離は約700万km。写真につけられた解説によると ―― 現在、エレーニン彗星は探査機の観測対象である太陽とは違う方向にあるため、撮影のたびに探査機の向きを変える必要がある; 8月1日から12日まではこのような方法で、毎日1時間ほどの時間をかけて彗星を撮影するが、8月15日以降はエレーニン彗星が探査機の通常の観測範囲に入ってくるため、連続的な観測が可能になる ―― とのことです。
過去の関連記事
- 串田彗星が近日点通過 (09年1月24日)
- 奇妙な「彗星」 (10年2月3日)
- 彗星が太陽に突入 (10年4月12日)
- エポキシ探査機がハートレイ第 2彗星に接近 (10年11月5日)
- 太陽接近彗星が急増、大彗星接近の前兆か (11年1月20日)
- バレンタイン・デーの邂逅 (11年2月13日)
- バレンタイン・デーの邂逅 (続報) (11年2月16日)
- バレンタイン・デーの邂逅 (続報-2) (11年2月17日)
- 彗星の太陽突入とコロナ質量放出(CME) (11年8月4日)
- エレーニン彗星についての Q&A (その1) (11年8月8日)
- エレーニン彗星についての Q&A (その2) (11年8月8日)
- エレーニン彗星についての Q&A (その3) (11年8月8日)