少し古いニュースですが、7月20日、ハッブル宇宙望遠鏡によって冥王星の衛星としては4番目となる天体が発見された、とNASAが発表しました。この衛星は暫定的に〝S/2011 P4〟と名付けられています:
冥王星の衛星は、内側から順番にカロン(Charon)、ニクス(Nix)、P4、ヒドラ(Hydra)の4つとなります(軌道図)。
現在、冥王星にはNASAが2006年1月に打ち上げた冥王星・カイパーベルト天体探査機〝ニュー・ホライズンズ〟が向かっています。2009年12月末に地球と冥王星の中間地点、今年3月18日(東日本大震災の1週間後)には天王星の軌道を横切って順調に飛行を続けており、2015年7月に冥王星系に到達する予定になっています(現在位置)。
今回の新衛星は、〝ニュー・ホライズンズ〟の冥王星系探査を支援するために進行中の作業の中で発見されたものです。
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