8月23日にバージニア州中部で発生したM5.8の地震で、聴力がもどった老人の話:
以下に記事をまとめます:
首都ワシントン在住のRobert Valderzakさん(75歳)は、6月19日に転んだことが原因で聴力を失った。がん患者でもあるValderzakさんは、それ以来、バージニア・メディカル・センターに入院。意思疎通には特別のスピーカー・フォーンとオーディオ・システムが必要になった。
8月23日、4人の子供たちが見舞いに来ている時に地震が発生。不思議なことがおきた。揺れが収まるとValderzakさんはベッドの上で起き上がり、「また聞こえるようになった。待合室にいる人たちの話し声まで全部聞こえる」と子供たちに話しかけた。Valderzakさんによれば、ベッドの中で揺すられている間に頭の中で何かがおこって、急に聞いたり話したりできるようになった、とのこと。
バージニア・メディカル・センターの主任であるRoss Fletcher医師によると、Valderzakさんは聴覚神経に加えて、耳の中の液体か骨(耳小骨)にも問題があった。「検査をすれば、まだ部分的に残っている聴力障害が見つかるかも知れない。オーディオグラム(聴力図)を調べる設備もある」と同医師は話している。
Valderzakさんは検査のことを意に介していない。自分に何がおきたのかはわかっているから。「私にとっては奇跡です。天上にまします神の恵みです。これ以上のことは望めません。」
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