現地時間8月22日午後11時46分(日本時間23日午後2時46分)、コロラド州南部・トリニダードの西南西15kmの地点を震央(地図)とする地震がありました。地震の規模はM5.3、震源の深さは 4km。建物の屋根が壊れたり、壁に亀裂が入ったりする被害が出ました:
- Midnight earthquake felt in Springs, largest in state since '73
- Colorado earthquake is largest in four decades
上記記事によると、コロラド州では通常、マグニチュード2から3の地震が年間15回から25回発生; 今回のM5.3は、1973年に同州北西部でおきたM5.7以来最大の規模; この地震の前には同じ震源域でM4.6とM2.9、地震の後にはM3.5とM3.8の余震が発生した、とのこと。
今回のM5.3について、USGS(米国地質調査所)のサイトには以下のように書かれています:
2011年8月23日(=協定世界時、コロラド州の地方時では22日)の地震は、正断層の動きによって発生したもので、震源は浅いところにありました。この地震の位置と深さの暫定値や断層のタイプは、2001年におきた群発地震と非常によく似ています。2001年の群発地震は、既知の断層でおきたものではありません。2001年の群発地震中最大の地震と今回の地震で、原因となったと考えられる断層の走向は、北あるいは北-北東向きですが、これは震央の西にあるリオ・グランデ地溝帯を形成した東西方向の伸張応力と整合的です。
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