2011年2月3日木曜日

ふたつの太陽、ふたつの富士山


2月 2日早朝、札幌市内で太陽が二重に見える現象がありました。複数の太陽が見える現象としては「幻日」(写真)がありますが、これは違うようです。気象台は 「メカニズムは不明だが、水分を含んだ雲が鏡の役割をし、太陽が反射したのではないか」 と説明していますが、反射というよりは方解石などで見られる複屈折のようなものが起きているようにも思えます:

以下は 3つの太陽が見えている写真です。ポーランドで撮影されたものですが、2重ガラスの窓越しに撮影したのでガラスの反射が写り込んでいるのではないか、との疑問が出されています。詳しくはこのブログの 2009年8月9日付記事 「昇る 3つの太陽」 を参照してください:

1月 30日夕方には、富士山が二重に見える現象が関東地方で見られました。気象庁は 「見る人の近くに比較的暖かい空気の層があり、富士山の近くに冷たい空気層がある場合に起こる」、「光が屈折し、見る人の側の空気層がスクリーンの役目を果たすため」 と説明していますが、屈折はしなくてもスクリーンの役割を果たすものがあれば起きるのではないでしょうか:

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