2月 14日午前 10時 35分(日本時間 15日午前 3時35分)、米国北西部にあるセント・ヘレンズ山(地図、地図)で M4.3、震源の深さ 5.5km の地震(震央地図)が発生しました:
- Strong Earthquake Hits Mount St. Helens
- 4.3-magnitude earthquake near Mount St. Helens is biggest in 30 years
- 4.3 quake hits near Mt. St. Helens, with 30 aftershocks
少なくとも 30の余震も発生しているとのことです。
セント・ヘレンズ山は、1980年に山体崩壊をともなう大噴火を起こしています。その噴火以降で最大の地震は 1981年のセント・バレンタインズ・デーに発生した M5.5 ですが、今回奇しくも同じバレンタイン・デーに発生した M4.3 はそれに次ぐ規模です。
1980年の大噴火の前には M5.2 の地震が発生、翌年も同じ規模の地震が起きた後に噴火が始まっています。しかし、専門家は今回の地震が噴火に結びつくとは考えていません。
セント・ヘレンズ山周辺では 今年 1月末にも「群発」地震が発生しています。
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