日本時間 2月 10日午前 4時 26分頃、直径 3m ほどの小惑星 「2011 CA7」 が地球から約 10万km のところを通過します:
2月 5日に地球を掠めていった小惑星 「2011 CQ1」 (2月5日付 「小惑星が地球に記録的大接近」 参照) は、気象衛星や通信衛星などが使っている静止軌道よりもはるかに地球に近いところを通過していきましたが、今回の 「2011 CA7」 は地球と月との距離の 4分の 1ほどのところを通過していきます。
「2011 CA7」 は今月になってから発見されたため、まだ軌道に不確定要素があります。そのため、最接近時の地球との距離の推定値は 9万 3千 km から 11万 4千 km と幅があります。
「2011 CA7」の公転軌道の近日点は金星の軌道付近、遠日点は地球軌道と火星軌道の間にあります。そのため、過去に何度も金星や地球に近づいたことがあり、今後もそれを繰り返すことになります。今後数百万年のうちには金星か地球に衝突することは避けられないと見られています。
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