2004年8月に打ち上げられ、79億kmの長旅の末に2011年3月から水星の周回軌道に入って観測を続けていた NASA の水星探査機〝メッセンジャー〟が、燃料を使い切ったため、間もなく水星表面に落下・衝突します。精確な衝突時刻は、日本時間5月1日午前4時26分02秒です:
メッセンジャーのツイートは以下です。メッセンジャー自身が自分の運命についてツイートしています ― 〝Did you know when I make my final impact, I will be traveling 8,750 miles/hour (3.91 km/s), creating a crater ~52 feet (16 m) wide?〟、〝Well my lithobraking will occur tomorrow @ 3:26pm EDT〟:
衝突地点には、直径16mほどの新たなクレーターが誕生すると予測されています。
メッセンジャーが撮影した画像の中でも、とりわけ印象的なのは〝ハロー〟(凹み)と名づけられた謎の地形です:
- Unusual Hollows Discovered on Planet Mercury
- A Large Crater with a Floor Partially Covered by Large Numbers of Coalesced Hollows
- PIA15372: Hollows, Hollows, Hollows
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