2月15日付「阿蘇山で孤立型微動が増加」の続報です。
阿蘇山(地図)の1日当たりの孤立型微動(注)の回数が増加しています。2月中旬の発表では「1日あたり200回以上」となっていましたが、気象庁が3月1日に発表した「平成25年 No.9 週間火山概況(2月22日~2月28日)」では「1日あたり300回以上」に増えています。上記の発表資料に掲載されているグラフを見ると、孤立型微動が急激に増加している様子がみてとれます:
中岳第一火口では、2012年12月中旬から孤立型微動が増加し、期間中1日あたり300回以上と多い状態が継続しています。しかし、火山性微動の振幅は小さく、火山性地震は少ない状態が続いています。傾斜計では火山活動に伴う特段の変化は認められません。
(注) 孤立型微動 ―― 阿蘇山特有の微動で、周期0.5~1.0秒、継続時間10秒程度で振幅が5μm/s以上のもの。火口直下の浅いところの熱水の活動と関連しているとされ、火山活動が活発化していくとその回数が増加することがある。
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