3月12日に開かれた火山噴火予知連絡会で使われた資料「(その7) 北海道地方」(PDF形式、11MB)の37~38ページに、「地方独立行政法人 北海道立総合研究機構 地質研究所」の測定結果が載っています。それによると、十勝岳(地図)西麓の 「吹上温泉・ベンガラ温泉・白銀荘泉源では、2012年に入り 1988-89 年噴火前に認められた Cl/SO4 比の上昇傾向が認められるようになった」 とのことです。
十勝岳周辺の温泉の Cl/SO4 比の時間変化 (クリックで拡大) Credit: 地方独立行政法人 北海道立総合研究機構 地質研究所 |
昨年、十勝岳では火口付近で発光現象がたびたび目撃されたり、火山性地震の増加があったりしました。温泉成分の変化はこの時期と一致しているようです。
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