2月27日付「栃木県北部の地震と日光白根山 （続報）」の続報です。
2月25日午後4時23分頃に、栃木県北部を震源とする最大震度5強の地震がありましたが、気象庁が3月1日に発表した「平成25年 No.9 週間火山概況（2月22日～2月28日）」にその後の地震活動がまとめられています。震度5強の地震は、速報値ではM6.2、震源の深さ10kmでしたが、M6.3、深さ約3kmに改訂されています。非常に浅い地震ところで起きた地震でした：
25日午後から、日光白根山の北北東5～10㎞で地震活動が活発化しました。16時23分に日光白根山から北北東約10㎞、深さ約3㎞を震源とするマグニチュード6.3の地震が発生し、日光市湯元で最大震度5強を観測しました。その後も、26日にかけ、震度4から震度1（震度4：2回、震度3：6回、震度2：16回、震度1：35回）を観測する地震が発生しました。27日以降地震活動は低下してきています。低周波地震や火山性微動は観測されていません。遠望カメラによる観測では、日光白根山頂部に噴気等はみられません。
関連記事
- 栃木県北部の地震と日光白根山 （13年2月25日）
- 栃木県北部の地震と日光白根山 （続報） （13年2月27日）
