『紀州新聞』の記事から。3月5日、産業技術総合研究所が和歌山県日高町比井(地図)にある古い井戸に水位計を設置しました。この井戸には、南海地震(1946年、M8.0)の前に徐々に水位が低下したとの言い伝えがあるとのことです ―― 「南海地震発生の1週間以上前に水を汲もうとした人が、いつも通りバケツのようなものにひもをつけて井戸の中へ下ろしたところ、水面に届かなかったのでひもを継ぎ足して水をくんだ。後日、水をくもうとしたら、また水面に届かなくて、更にひもを継ぎ足した」:
- 日高町比井で言い伝えから井戸の水位調査始まる (写真あり)
井戸のある場所の地名が「比井」(井を比べる)というのも、なんだか意味深長です。
産業技術総合研究所の地下水計測データは以下で公開されています:
関連記事
- 「関西サイエンス・フォーラム」の地震予知 (10年1月6日)
- 関西の産官学が地震前兆収集システム (11年9月16日)
- 科学的裏づけ無くても情報収集 ― 高知県 (12年3月6日)
- 地震前兆情報を市民に提供 ― 高知県須崎市 (12年4月12日)
- 地震前兆情報を市民に提供 ― 高知県須崎市 (続報) (12年5月25日)
- 地震前兆現象調査へ ― 高知県黒潮町 (12年6月29日)
- 地震前兆情報を市民に提供 ― 高知県須崎市 (続報-2) (12年7月13日)
- 「南海地震の前兆をつかめ ~在野の地震研究者の挑戦~」 (12年11月10日)
- 「南海地震の前兆をつかめ ~在野の地震研究者の挑戦~」 (続報) (12年11月10日)
- 安政東海・南海地震の伝承 (09年10月29日)
- 孕(はらみ)のジャン (09年12月5日)
- 「南海地震は予知できる」 (09年12月25日)
- 東南海地震と最近の小地震パターン (10年12月10日)
- 南海地震の前兆 (11年1月15日)
- 四国沖がすっぽり欠落 (11年12月5日)
- 西日本の大地震の前兆か? (12年7月11日)
- 西日本の大地震の前兆か? (補足) (12年7月13日)