2017年10月27日金曜日

小惑星 2017 UW5 が月と地球に接近・通過


小惑星〝2017 UW5〟が、10月21日に、月と地球に接近していたことがわかりました。

この小惑星は最接近後の10月23日に発見されたもので、アポロ群に分類され、直径は 5~11m と推定されています。直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。

小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
2017 UW55~11  (月)10月21日 10:54
(地球)10月21日 17:47
1.22
1.08
(1LD=地球から月までの平均距離) 

この小惑星が最接近した時の地球との相対速度は秒速14.9km(時速約5万3000km)と計算されています。

このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。


関連記事