各地に残る災害伝承についての記事です。大雨の夜、ある村に“ヤロカヤロカ(欲しいか欲しいか)”という不気味な声が聞こえた・・・
消防庁のウェブ・サイトにある災害伝承のリストには、さまざまな伝承が集められています。「イワシ雲が出ると地震がおきる」、「地震のときは『まんぜえろく』と唱える」、「地震のとき『マンダラッコ、マンダラッコ』と唱えるとよい」、「地震の道がある」、「地震が起きる前には、スズメ・カラス等の鳥がいなくなる」、「山の生物が里に下りたら、火山爆発の前兆」、「海の水がにごるのは地震の前触れ」、「地震のあとに鳥の鳴かざるは大地震の前兆なり」、「ヘビが、屋根に登るは、地震の知らせ。アリが多い年は地震多し」、「風のない、どんよりした日に、地震がよく起こる。東から西にかけて、空に細長い雲が発生すると、地震が心配。水にひたしたもち米が、黄色になると、地震がある」などなど枚挙に遑がありません:
- 防災に関わる「言い伝え」 (PDF形式)
- 防災に関わる「言い伝え」MAP
こちらはNHKのサイトに載っている記事。「白い雨が降るとぬける・・・蛇ぬけの水は黒い 蛇ぬけの前はきな臭い匂いがする」:
関連記事
- 安政東海・南海地震の伝承 (09年10月29日)
- シュメル神話の中の地震 (09年11月2日)
- 孕(はらみ)のジャン (09年12月5日)
- 地震の神話・伝承 (10年3月30日)
- 南海地震の前兆 (11年1月15日)
- 箱根山の異変と富士山噴火の前兆伝承 (15年5月8日)
- 東富士五湖道路に陥没孔、宝永噴火の前兆伝承 (16年5月20日)
- 東富士五湖道路に陥没孔、宝永噴火の前兆伝承 (続報) (17年5月7日)