小惑星〝2017 UJ2〟が、10月20日に月と地球に接近していたことがわかりました。地球との最接近距離は 0.0465…LD(約1万8000km)で、地表からの高度に直すと約1万1500km。気象衛星など静止衛星の高度の3分の1以下でした。
この小惑星は最接近後の10月21日に発見されたもので、アポロ群に分類され、直径は 2~4m と推定されています。直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。
小惑星 | 推定直径 (m) |
接近日時 (日本時間) |
接近距離 (LD) |
---|---|---|---|
2017 UJ2 | 2~4 | (月)10月20日 09:41 (地球)10月20日 23:07 |
0.65 0.05 |
(1LD=地球から月までの平均距離)
この小惑星が最接近した時の地球との相対速度は秒速8.5km(時速約3万1000km)と計算されています。
このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。
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