2017年10月7日土曜日

小惑星 2017 TB が月と地球に接近・通過


10月5日から6日にかけて、小惑星〝2017 TB〟が月と地球に接近・通過しました。

この小惑星は10月3日に発見されたもので、アポロ群に分類され、直径は 4~9m と推定されています。直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。

小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
2017 TB4~9  (月)10月5日 15:11
(地球)10月6日 04:44
1.24
1.14
(1LD=地球から月までの平均距離) 

この小惑星が最接近した時の地球との相対速度は遅く、秒速6.0km(時速約2万2000km)と計算されています。

このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。


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