八ヶ岳南麓天文台の串田氏が4月17日15:30付と4月19日15:30付けで更新情報を出しています:
- 「長期前兆No.1778」 続報 No.204 (PDF形式)
- 「長期前兆No.1778」 続報 No.205 (PDF形式)
以下は今回の更新情報のまとめです ――
推定時期 | 4月26日~27日に前兆終息が確認された場合は 4月29日(または30日、最大誤差5月2日まで) (4月28日段階で前兆が継続している場合は再考・修正) |
推定時刻 | 午前9時±1時間 (または午後6時±3時間) |
推定震央領域 | 岐阜県、福井県、石川県南部、滋賀県北部 更新情報の地図参照 (点線: 大枠推定領域、太線: 可能性が考えやすい領域) ある程度火山に近い領域の可能性あり |
推定規模 | M7.8 ± 0.5 |
推定地震種 | 震源の深さ30km以浅の陸域地震 |
▼ 現状 (4月19日夕刻現在)
- CH15(八ヶ岳) 4月18日09時ごろ、短時間の特異状態出現、ふだんは正常基線
- CH17(八ヶ岳) 静穏な正常基線の状態が長く続くが、時折、糸状特異が出現
- CH20(八ヶ岳) ほぼ正常基線、4月18日午前に特異状態が出現
- CH21(八ヶ岳) 不規則な変動、4月17日午後から完全な糸状特異
- CH29(八ヶ岳) 4月11日まではほぼ正常基線、4月12日08時ごろから下向きの特異変動が出現、4月18日午前が最も顕著
- その他の観測装置は静穏基線で、前兆の再出現なし
▼ 考察
- 観測歴上最長の継続期間 ― 2008年7月初旬から8年9ヵ月継続
- CH29の下向き変動が出現し始めた4月12日08時ごろを初現、CH29の下向き変動の顕著化およびCH15とCH20に短時間の特異が出現した4月18.4日を極大として、経験則 [初現~地震発生]:[極大~地震発生] = 20:13 を適用 → 4月29日± を算出
- 静穏期間(前兆終息~地震発生)は2.8日と計算されるので、4月26日午後に前兆終息の可能性
- 4月26日~27日に前兆が静穏化するか、27日以降も継続するかを観測・確認して続報予定
串田氏の地震予測手法については、同氏の著書(『地震予報』、PHP新書 833)か以下の資料をご覧ください:
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