八ヶ岳南麓天文台の串田氏が4月9日18:30付で更新情報を出しています ― 8年9ヵ月続いた前兆が全て静穏化、4月16日前後に地震発生の可能性:
- 「長期前兆No.1778」 続報 No.202 (PDF形式)
以下は今回の更新情報のまとめです ――
推定時期 | 4月16日±1日 (前兆再出現の場合は修正する可能性あり) |
推定時刻 | 午前9時±1時間 (または午後6時±3時間) |
推定震央領域 | 岐阜県、福井県、石川県南部、滋賀県北部 更新情報の地図参照 (点線: 大枠推定領域、太線: 可能性が考えやすい領域) |
推定規模 | M7.8 ± 0.5 震源が浅い(30km以浅)陸域地震 |
▼ 現状 (4月9日夕刻現在) ― 残っていた全ての前兆が終息、静穏化
- CH17(八ヶ岳) 4月6日昼ごろに終息、静穏状態
- CH21(八ヶ岳) 4月9日17時ごろから正常基線に近づき、18時ごろに正常基線を記録、静穏状態
- CH26(八ヶ岳) 4月8日11時ごろに終息、同日19時ごろに小さく再出現するも、その後は静穏状態
▼ 考察
- 観測歴上最長の継続期間
- 2008年7月初旬から8年9ヵ月継続
- 23ステージの変化
- 最盛期には30もの観測装置に並行して顕著な前兆が出現
- 4月9日17時ごろから、最後まで残っていたCH21(八ヶ岳)の前兆が正常基線電圧値に近づき、同18時現在、正常基線電圧値
- 3月21.5日が極大、本日4月9.7日に終息として経験則を適用 → 地震発生日として 4月16.3日が算出される
- 直前特異が出現する可能性があるのは4月12日ごろ
▼ 私のコメント
- 以前にも全ての前兆が終息したかに見えたことが何回かありましたが、その後、前兆が再出現しました。今回の場合、串田氏が更新情報を出しているのが、最後まで終息していなかったCH21(八ヶ岳)の前兆が正常基線に復帰してから30分後ですので、まだ再出現の可能性はかなりあると思われます。
- 前兆が残っていた観測装置の番号や極大と認識される日付は、このブログの前回の記事(続報-147)と食い違っている部分があります。これは、串田氏が E-mail や Fax で毎日配信している「地震前兆検知公開実験」の参加者向け情報と、ウェッブサイトで一般に公開している情報では更新頻度が異なるためです。公開実験の配信情報は口外が禁じられております。
串田氏の地震予測手法については、同氏の著書(『地震予報』、PHP新書 833)か以下の資料をご覧ください:
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