2017年4月21日金曜日

NASAが小惑星 2014 JO25 の地球接近を解説 (続報)


4月10日付「NASAが小惑星 2014 JO25 の地球接近を解説」の続報です。

4月19日に地球に接近した小惑星〝2014 JO25〟のレーダー画像をNASAが公開しています。2つの岩塊が接合したような亜鈴状の形をしています:

上の記事のまとめです:
  • 画像の解像度は1画素あたり7.5m。
  • 自転周期は約5時間。
  • 「コンタクト・バイナリー」と呼ばれる形状。2つの大きな塊が細い首のような部分でつながっている。
  • 大きい方の塊の大きさは約620mと推定。
  • 狭い平坦部、凹み、角張った部分などが識別できる。

日本の小惑星探査機「はやぶさ」が表面の物質を採取して持ち帰った小惑星イトカワや、欧州宇宙機関の彗星探査機ロゼッタが到達し、着陸機フィラエが送り込まれた67P/チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星も2つの塊がつながったような形状をしていました。小惑星や彗星のような小天体にはコンタクト・バイナリーが多いのかも知れません。


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