4月10日付「NASAが小惑星 2014 JO25 の地球接近を解説」の続報です。
4月19日に地球に接近した小惑星〝2014 JO25〟のレーダー画像をNASAが公開しています。2つの岩塊が接合したような亜鈴状の形をしています:
- NASA Radar Spots Relatively Large Asteroid Prior to Flyby (動画、画像あり)
- Radar Imagery of Asteroid 2014 JO25 (画像あり)
上の記事のまとめです:
- 画像の解像度は1画素あたり7.5m。
- 自転周期は約5時間。
- 「コンタクト・バイナリー」と呼ばれる形状。2つの大きな塊が細い首のような部分でつながっている。
- 大きい方の塊の大きさは約620mと推定。
- 狭い平坦部、凹み、角張った部分などが識別できる。
日本の小惑星探査機「はやぶさ」が表面の物質を採取して持ち帰った小惑星イトカワや、欧州宇宙機関の彗星探査機ロゼッタが到達し、着陸機フィラエが送り込まれた67P/チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星も2つの塊がつながったような形状をしていました。小惑星や彗星のような小天体にはコンタクト・バイナリーが多いのかも知れません。
関連記事