2016年4月21日付「牧草地が大規模な隆起 ― 北海道陸別町」と2016年4月22日付「牧草地が大規模な隆起 ― 北海道陸別町 (続報)」の続報です。
昨年4月に報道された、北海道陸別町上陸別(地図)の牧草地が大規模に隆起した件ですが、1年が経過してさらに1m高くなり4m弱に達しているとのことです:
- 牧草地の隆起続く 年1メートル上昇 陸別 (写真、説明図あり)
昨年の報道では、隆起は長さ60m、幅30m、高さ最高3mでしたが、現在は長さ約80m、幅約40m、高さは最大で4m弱に達しています。
当初、専門家は凍上という現象が原因としていましたが、その後、「近くの斜面が崩れて雪解けで弱くなった牧草地を押し上げた」との説明に変えていました。
それにしても、記事の説明図にあるように、河川に面した斜面の地滑りが、対岸の地面を長期間にわたって隆起させ続けるということがありうるのでしょうか。河川の水流によって川底の部分などがすぐに浸食されてしまうように思うのですが。
関連記事
- 南海地震の前兆 (11年1月15日)
- 異常な海水面低下 ― 三重県伊勢市 (12年4月11日)
- 異常な海水面低下 ― 三重県伊勢市 (続報) (12年4月26日)
- 三浦半島沖の海底隆起 (13年7月19日)
- 砂が堆積する“異変” ― 島根県出雲市 (14年8月28日)
- 海岸が急激に隆起 ― 北海道・羅臼町 (15年4月25日)
- 海岸が急激に隆起 ― 北海道・羅臼町 (補足) (15年4月25日)
- 海岸が急激に隆起 ― 北海道・羅臼町 (続報) (15年4月25日)
- 波打つ地面と延びる地面 (16年3月15日)
- 牧草地が大規模な隆起 ― 北海道陸別町 (16年4月21日)
- 牧草地が大規模な隆起 ― 北海道陸別町 (続報) (16年4月22日)
- 青函トンネル内で隆起や圧縮 (17年2月9日)
- 島が陸続きに ― 宮崎県串間市 (17年3月16日)
- 水深減少 ― 海上保安庁第5管区 (17年3月25日)
- 水深減少 ― 海上保安庁第5管区 (続報) (17年4月22日)