2013年6月24日月曜日

近畿圏中心領域大型地震 (続報-8)


6月9日付「近畿圏中心領域大型地震 (続報-7)」の続報です。

八ヶ岳南麓天文台の串田氏が更新情報を6月21日付で出しています。ファックス4ページ分の長い情報です:

前回の更新情報では、「7月2日又は3日(誤差6/30~7/5)」が地震の発生時期とされていたものの、6月下旬段階でも前兆が終息しない場合は発生時期はもっと先になるとの但し書きがついていました。今回の更新情報では、「前兆は減衰傾向となりましたが、6/17±をはじめ前兆の終息は認められません」との現状認識が示されています。そして、ステージ5の前兆極大時期を見直した結果として、「08月05日±、08月07日±」が新たな推定発生時期とされています。


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2013年6月23日日曜日

富士川の「予言」


6月16日におこなわれたちょっと面白い催しです。「更級日記にある富士川に流れてきた紙の予言が的中したという伝説を再現しようと16日、富士市内で予言書を流す取り組みが行われた」(富士市地図):

今回の催しのもととなった更級日記の「富士川といふは…」のくだりの原文と現代語訳が、以下にあります:

さらに読みやすく意訳・アレンジしたものが以下にあります。末尾の解説も参考になります:

記事には「当時富士川は富士山から流れてくる川だと信じられており」とあり、更級日記では「来年の除目などは、今年この富士山に多くの神々が集まってお決めになる」とあります。つまり、神々が富士山に集まって来年のことを決めるときに使った紙が、富士川を流れ下ってきた、と考えられたわけです。

今回の催しでは富士川ではなく潤井川に予言書を流したとあります。富士川は富士山を源流としていないためでしょうか、それとも単に市内を流れている川を選んだということでしょうか。


2013年6月19日水曜日

八甲田山の監視を強化


6月15日付「八甲田山が山体膨張 ― 青森県青森市」の続報です。

気象庁は先週、火山活動活発化の兆しがみえる八甲田山地図)に、GPSなど新たな観測機器を設置して観測態勢を強化しました。「(山が)膨らんでいるように見えるが詳細は分からない」(火山噴火予知連絡会会長):

気象庁や国土地理院は「小さな膨張性の地殻変動が見られる」としていますが、6月18日の火山噴火予知連絡会で使われた下記資料の10~11ページに載っている基線変化グラフを見ると、今年2月以降にかなり顕著な変化が現れています:

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2013年6月18日火曜日

チェリャビンスク上空の怪現象


今年2月の大隕石落下によって世界中で一気に知名度が上昇したロシアの地方都市・チェリャビンスク(地図)。この都市で、6月15日深夜に空が青白く光り続ける現象が目撃されました:

記事に掲載されている写真や動画を見ると、どうやら夜光雲のようです。夜光雲は高緯度地方で目撃されていたのですが、近年、気候変動などの影響で見える範囲が南下し、中緯度地方でも目撃されることが増えています。

チェリャビンスクは北緯55度に位置しています。記事には「目撃者の証言によると、これまでに見たことのないものだったという」とありますから、これまで同市では夜光雲が目撃されたことがなく、ニュースになったのでしょう。

最新の夜光雲の写真が以下にあります:

以下は、衛星から見下ろした夜光雲です:

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溶岩流の上を歩く


イタリア南部シチリア島にあるエトナ山地図)で撮られた動画です。たいへん危険な行為ですが、流れ下る溶岩の上を男性が足早に登っていきます。溶岩流の表面は冷えて黒い殻になっていますが、熱を帯びたオレンジ色の部分が示しているように、そのすぐ下には高温の溶岩が流れています。男性の足が溶岩流の中に沈みこまないのは、溶岩の比重や粘性が大きいためだと考えられます。黒い殻の厚さは一様ではなく、万が一、殻の薄い部分を踏み破れば大やけどをすることになります。男性の最後の一歩では右足の靴底が発火しています:

ちなみに、溶岩湖に人間が落下した場合、人間の体が溶岩の中に沈むことはないのだそうです。その理由は、溶岩の比重が人体に比べて非常に大きいこと、そして、溶岩の粘性が極めて高いことです。


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2013年6月17日月曜日

港にイルカが迷い込む ― 北海道紋別市


6月12日から13日にかけて、北海道紋別市(地図)の紋別港にイルカが迷い込んでいるのが目撃されました。イシイルカと推測されています。「港内でイルカの姿が目撃されるのは珍しい」(紋別市水産課):

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シカと電車の衝突相次ぐ ― 京都府京都市、南丹市


京都府の京都市(地図)と南丹市(地図)を結ぶJR嵯峨野線で、5月10日以降、シカと電車が衝突する事故が4件発生しています。同線でのシカとの衝突事故は、2011年度は2件、2012年度は0件。衝突事故の「突然の増加」にJR西日本は「これだけ事故が集中したことは過去になく、対応を検討したい」:

「2件→0件→今年度すでに4件」という変化が統計的に見て有意な増加といえるのか疑問もありますが、近畿圏では大地震の発生が予測されているだけに気になるところです:

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ギンザメ捕獲 ― 神奈川県小田原市


神奈川県小田原市国府津(地図)沖の刺し網にギンザメ2匹がかかりました。ギンザメは「水深90mから540mくらいのやや深い大陸棚斜面の海底で生活」(世界大百科事典 第2版)する軟骨魚類です。下記、小田原魚市場のブログ記事には捕獲された日時が書かれていませんが、写真の日付から6月15日のことと思われます:

「相模湾から伊豆に至る一帯では度々、刺し網や定置網に掛かることが知られており、生体で市場に運ばれてきた事も数回ある」とのことです。


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2013年6月16日日曜日

箱根山の火山活動終息


神奈川県温泉地学研究所が6月14日に発表したところによると、箱根山(地図)で今年1月から3月にかけて活発化した火山活動は、近年で最大規模であった2001年の火山活動と比べると、数分の一程度であったとのことです。「M0.1以上の小規模な地震の回数は、01年が約2300回だったのに対し、今年は約700回と3分の1以下だった。傾斜計の変化量も4分の1程度」、「これらの地震は規模を合計してもM2.8程度で、揺れは最大でも震度3相当」:

ただし、「小田原-裾野(静岡県)間の距離は、3月に入って地震活動が落ち着いた後も1センチほど伸びたまま」だとのことです。これが意味するところは何なのでしょうか。


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2013年6月15日土曜日

十勝岳で発光現象 ― 北海道 (続報)


6月10日付「十勝岳で発光現象 ― 北海道」の続報です。

気象庁が6月13日に発表した「平成25年 No.24 週間火山概況(平成25年6月7日~6月13日)」によると、6月9日20時30分ごろから始まった十勝岳地図)の大正火口付近が明るく見える現象は、同日23時10分ごろまで継続したとのことです。


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八甲田山が山体膨張 ― 青森県青森市


6月10日付「八甲田山直下で地震散発 ― 青森県青森市」の続報です。

気象庁が6月13日に発表した「平成25年 No.24 週間火山概況(平成25年6月7日~6月13日)」によると、八甲田山地図)では山頂直下の地震散発に加えて、山体の膨張も観測されています:
八甲田山では、2013 年2月以降、山頂直下を震源とする地震が散発的に発生しており、今期間も広域地震観測網による観測では、山頂直下を震源とする地震が3回発生しています。また、東北地方太平洋沖地震(2011 年3月11 日)以降、八甲田山周辺を震源とする地震はやや多い状態で経過しています。 
国土地理院の観測によると、八甲田山を囲む基線では、2月頃以降小さな膨張性の地殻変動がみられます。

八甲田山 広帯域地震観測網による山頂付近及び周辺の地震活動
(2008年6月1日~2013年6月13日)
(気象庁「平成25年 No.24 週間火山概況(平成25年6月7日~6月13日)」より引用)


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2013年6月14日金曜日

サケガシラ捕獲 ― 佐賀県唐津市


6月10日、佐賀県唐津市の神集島地図)近くに設けられた定置網に、深海魚のサケガシラがかかりました。体長1.2m。神集島では3月にも深海魚のリュウグウノツカイが見つかっているとのことです:

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2013年6月13日木曜日

磐梯山山頂で連続地震 ― 福島県


気象庁が6月10日付で発表した「磐梯山の火山活動解説資料(平成25年5月)」(PDF形式)によると、磐梯山地図)では「(5月)19日及び20日に山頂付近を震源とする地震が一時的に連続して発生」、これに先立つ4日、11日、13日には火山性微動が観測されたとのことです。

過去10年分の「磐梯山の火山活動解説資料」を調べたのですが、同様の事例はありませんでした。しいて似た現象をあげるとすれば、2007年6月の解説資料に以下のような記述があります:
3日に振幅の小さい火山性地震が一時的にやや増加しましたが、その後は少ない状況が続いています。震源は山頂北側の浅いところで、2000 年に地震回数が増加した時と同じところでした。

東北地方太平洋沖地震以降に磐梯山で発生した火山性微動を以下にまとめてみました。同地震の前に火山性微動が発生したのは、2009年6月9日が最後です:

年月日 継続時間
2012年6月25日 45秒
2012年11月7日 35秒
2013年5月4日 60秒以下
2013年5月11日 60秒以下
2013年5月13日 60秒以下

スーパー・スーパームーン


日本時間6月23日20時12分、月がその軌道上で最も地球に近づく近地点を通過します。そして、その20分後の20時32分に満月になります。満月とは「月と太陽の黄経差が180度となる瞬間」のことですから、月が地球に最も近づいた直後に、太陽-地球-月が一直線に整列することになります。

このように、月の近地点通過と満月が接近して起こることを占星術の分野では〝スーパームーン〟と呼んでいます。近地点通過と満月の時間差をどの程度まで許すかにもよりますが、1年に数回程度の頻度 でスーパームーンが起こります。

ある年に起こる複数のスーパームーンのうちで、地球と月との距離が最も近いものを〝スーパー〟スーパームーンと呼ぶ向きもあるようです。今年は、5月25日、6月23日、7月23日がスーパームーンとされていますが、その中でも地球と月との距離がもっとも近い6月23日の満月がスーパー・スーパームーンになります:

ちなみに来年は、7月12日、8月11日、9月9日がスーパームーンですが、8月11日がスーパー・スーパームーンです。

スーパームーンといえば、月の位相(満ち欠け)と地震との関係が気になりますが、明白な相関関係は認められていません:

ただし、弱い相関関係があるとする論文もあります:

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2013年6月10日月曜日

八甲田山直下で地震散発 ― 青森県青森市


気象庁が6月10日に発表した「八甲田山の火山活動解説資料(平成25年5月)」(PDF形式)によると、2013年2月以降、八甲田山地図)山頂直下を震源とする地震が散発的に発生しているとのことです。

山頂直下で発生している地震の大半は震源が5km未満の浅い地震で、マグニチュード1前後です。

八甲田山については、気象庁はこれまで月毎の火山活動解説資料を発表していませんでした。今回はじめて資料を発表したのは、同資料内「図2」右側グラフの地震積算回数の急上昇が示しているように、八甲田大岳直下の地震の発生頻度が高まり、今後、火山活動が活発化する可能性があるためだと思われます。

不気味な胎動が続いている蔵王山と並んで、八甲田山からも目が離せなくなりそうです。

舞鶴湾が変色 ― 京都府舞鶴市


5月末ごろから舞鶴湾(地図)の海水が緑色に変色しています。植物プランクトン〝ギムノディニウム〟類の大量発生による緑潮(みどりしお)とみられています。「雨不足と日照りで、山から流れ込む栄養が不足し競争相手のケイ藻類の繁殖が抑えられ、このプランクトンの繁殖を招いた可能性がある」(京都府海洋センター):

雨不足や日照りが原因であるならば過去にも同様の現象が発生していてもよさそうですが、舞鶴市の水産課では「舞鶴湾で発生したのは聞いたことがない」としています。


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鉄道の枕木火災頻発 ― 富山県、長野県、新潟県


富山県や長野県で鉄道の枕木や周辺の草が燃える火災が頻発しています。富山県では1ヵ月で21件、長野県では5月以降に3件、新潟県でも6月に1件発生しています。降水量が少なく枕木や草が乾燥状態になっていたところに、列車のブレーキから火花が飛び散って発火したとの見方がありますが、JRがおこなった再現実験では発火せず、原因は謎のままです:

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十勝岳で発光現象 ― 北海道


札幌管区気象台が6月9日深夜に発表した「十勝岳の火山活動解説資料」(PDF形式)によると、同日午後8時30分ごろから十勝岳(地図)大正火口付近が明るく見える現象を観測、この現象が観測されたのは昨年8月13日以来とのことです:
本日(6月9日)20時30分頃から、大正火口付近が夜間に高感度カメラで明るく見える現象を観測しています。この現象は、高温ガスの噴出や硫黄の燃焼等によるものと推定されます。この現象の発生は、昨年8月13日以来で、規模も同程度の微弱なものです。 
火口周辺に影響を及ぼす噴火の兆候は認められませんが、2006年頃からみられている62-2火口直下浅部の膨張を示す地殻変動は現在も続いており、しばらくは活動の推移に注意が必要です。

昨年8月13日の発光現象については以下を参照してください:

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2013年6月9日日曜日

近畿圏中心領域大型地震 (続報-7)


5月30日付「近畿圏中心領域大型地震 (続報-6)」の続報です。

八ヶ岳南麓天文台の串田氏が更新情報を6月6日付で出しています:

4月末から始まった第5ステージの前兆群には、これまでのところ極大が4月28日の一つのみで、過去のステージと比べて異例。これは「現在が最終段階である」ことを示唆している可能性があるとのこと。

地震の発生時期は、前回の更新情報より誤差の範囲がやや広がって、「7月2日又は3日(誤差6/30~7/5)」となっています。ただし、「今月下旬段階でも前兆が終息しない場合は、第6ステージに突入し、発生はまだ先となる」とのことです。


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2013年6月8日土曜日

小惑星が地球と月に急接近


6月6日に発見されたばかりの小惑星〝2013 LR6〟が地球と月に近づいています。まもなく、月の軌道の内側を通り抜けていく見込みです:

地球に最も近づくのは日本時間6月8日(土)13時42分で、地表からの距離は約10万5000km(月までの距離の約28%)。このとき、小惑星は南太平洋タスマニア島南方海域の上空を通過していきます。

ついで、同日22時16分には月まで約26万kmまで接近します。

〝2013 LR6〟の直径は約10m(資料によっては12m)と推定されています。


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2013年6月7日金曜日

薩摩硫黄島が噴火 ― 鹿児島県 (続報)


6月4日付「薩摩硫黄島が噴火 ― 鹿児島県」の続報です。

気象庁が6月7日に発表した「平成25年 No.23 週間火山概況 (平成25年5月31日~6月6日)」に、6月4日の噴火前後の経緯が記載されています:
薩摩硫黄島では、5月の中旬から下旬にかけて、振幅の小さな火山性地震が一時的に増加しました。6月2日の夜間には、高感度カメラで確認できる程度の微弱な火映を観測しました。 
4日に発生した噴火に伴い、振幅のごく小さい火山性微動が発生しています。三島村役場硫黄島出張所によると、硫黄岳から西南西に約3kmの地点で車のフロントガラスや周辺の植物に少量の火山灰を確認しました。また、4日に第十管区海上保安本部の協力を得て実施した上空からの観測では、雲のため火口の状況は不明でしたが、乳白色の噴煙と降灰を観測しました。4日から5日にかけて実施した現地調査や遠望観測でも、引き続き少量の降灰を確認したことから、ごく小規模な噴火が断続的に発生したものと考えられます。 
GPS連続観測では火山活動によると考えられる変化はみられません。また、火山性地震は少ない状態で経過しています。

噴火警戒レベルは2(火口周辺規制)に引き上げられたままで、「硫黄岳火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う大きな噴石に警戒」「風下側では降灰に注意」「火山周辺では火山ガスに注意」とのことです。


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蔵王山で火山性微動、火山性地震増加、傾斜計にも変化 ― 宮城県 (続報-3)


5月10日付「蔵王山で火山性微動、火山性地震増加、傾斜計にも変化 ― 宮城県 (続報-2)」の続報です。

気象庁が6月7日に発表した「平成25年 No.23 週間火山概況 (平成25年5月31日~6月6日)」によると、蔵王山(地図)で6月4日に火山性微動が発生したとのことです:
蔵王山では、6月4日08時12分頃に継続時間が約2分20秒の振幅の小さな火山性微動が発生しました。火山性微動の発生は4月21日以来です。今期間、火山性地震は観測されていません。 
傾斜計やGPS連続観測では、火山活動に関連する特段の変化は認められませんでした。

以下は、今年に入ってからの蔵王山の火山活動をまとめたものです:

月日 事象
1月22日 火山性微動、観測開始(2010年9月1日)以来はじめて
1月27日 火山性微動
4月5日 低周波地震が一時的に連続して発生
4月5日~11日の期間 東北大学・蔵王観測点の傾斜計に変化
4月7日 坊平観測点の傾斜計で南東方向(山頂の南側)が上がるような変化、火山性微動(継続時間 3分20秒)
4月9日 火山性微動(継続時間 4分20秒)
4月21日 坊平観測点の傾斜計で南東方向(山頂の南側)が上がるような変化、火山性微動(継続時間 5分40秒)、低周波地震が一時的に連続して発生
6月4日 火山性微動(継続時間 2分20秒)


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小惑星〝1998 QE2〟が地球接近 (続報-2)


6月1日付「小惑星〝1998 QE2〟が地球接近 (続報)」の続報です。

6月1日におこなわれたレーダー観測によって得られた画像と動画が公開されました。観測時の地球から小惑星〝1998 QE2〟までの距離は約600万kmです:

今回の観測によって〝1998 QE2〟とその衛星のさらに詳しい情報が明らかになりました。同小惑星の直径は約3km、自転周期は約5時間。衛星は細長い形状をしており、長径約600m。小惑星の周りを約32時間で公転しており、小惑星との距離は公転軌道上のどの地点でも約6.4km。地球の月と同じように、いつも同じ面を小惑星に向けている、とのことです。


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2013年6月5日水曜日

ハチクが開花 ― 京都府長岡京市


京都府長岡京市(地図)の竹林で、ハチク(淡竹)の花が咲き始めています。「ハチクの開花周期は120年ぐらいとみられ、明治期の論文などから2020年代後半に全国的に一斉開花すると予想していた。長岡京市のケースはその前触れだろう。珍しい現象だ」(竹文化振興協会):

竹の花が咲くのは飢饉などの凶事の前兆とも言われています。

ハチクが開花した場所は、淡路島から神戸を通って琵琶湖や若狭湾まで伸びる断層帯にあります。地下水温の上昇が伝えられている京都府亀岡市や兵庫県猪名川町などにも比較的近い場所です:

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2013年6月4日火曜日

薩摩硫黄島が噴火 ― 鹿児島県


6月4日早朝、薩摩硫黄島地図)が9年ぶりに噴火しました:

以下は午後3時過ぎに発表された火山観測報です。「噴火継続」「連続的な噴火発生」となっています:

嫌な流れになっています。フィリピン・ミンダナオ島の地震連発(6月1日~2日) → 台湾の地震(6月2日) → 薩摩硫黄島の噴火(6月4日) → 次は?


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高校にカモシカ迷い込む ― 福島県郡山市


6月3日、福島県郡山市(地図)の高校敷地内にニホンカモシカが迷い込んでいるのが見つかり、捕獲後、山に帰されました。郡山市内でニホンカモシカが目撃されたのは今年3回目ですが、「市街地に現れるのは珍しい」(同市教育委員会)とのこと:

東日本、特に東北地方ではカモシカが市街地に現れる事例が相次いでいます:

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台湾の地震と土煙


6月2日午後、台湾中部(震央地図)で地震があり、数名の死者が出ています。台湾中央気象局の発表ではM6.3、震源の深さ10km、米国地質調査所(USGS)の発表ではM6.2、深さ20kmでした。

この地震の報道で印象的だったのは、山全体を包むように舞い上がっている土煙です。強い揺れによって発生した土砂崩れが原因とされていますが、どうでしょうか:

この光景を見て思い出すのが、2010年4月にメキシコ北部で発生したM7.2の地震です。この時は、今回の台湾の地震を上まわる規模の土煙が舞い上がりました:

上の記事からリンクを張ったページには土煙の動画があったのですが、すでに消去されているようです。同等の動画が YouTube にありますのでご覧ください:

湿潤な気候の台湾と乾燥したメキシコの砂漠地帯では土煙の発生原因が違うのかも知れません。少なくとも後者の土煙は、土砂崩れだけが原因ではなさそうです。


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2013年6月1日土曜日

小惑星〝1998 QE2〟が地球接近 (続報)


5月19日付「小惑星〝1998 QE2〟が地球接近」の続報です。

5月19日付の記事に書いたように、小惑星〝1998 QE2〟が日本時間6月1日午前5時59分に地球に最接近します。これに先立って5月29日にNASAが実施したレーダー観測で、〝1998 QE2〟には衛星があることが判明しました。以下の画像や動画で、小惑星本体の右下に白く光っている点が衛星です:

観測の結果、〝1998 QE2〟の直径は約2.7km、自転周期は4時間未満、衛星の直径は約600mと判明しました。

地球に近づく直径200m以上の小惑星の16%が、1つないし2つの衛星を持っているとのことです。


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