ブーツの形をしたイタリア半島(アペニン半島)のつま先で、蹴飛ばされかけている小石のようなシチリア島。そのシチリア島の東部にあるエトナ山(Etna、地図)は、アイスランドのエイヤフィヤトラヨークトル氷河の火山と同じく昨年 4月頃から活発化の兆候を見せ、秋頃からはストロンボリ式噴火を繰り返すようになっていました。
そのエトナ山で 1月 12日、南東火口で噴火とともに溶岩の流出が始まり、近隣の空港も一時閉鎖されました:
- Red sky at night... Sicily looks on as Mount Etna erupts in spectacular fashion (写真 5葉、動画 1本)
- Mount Etna rumbles, sending lava down its side (動画 1本)
- Why Living Next to a Volcano Can Be Awesome (写真 6葉、動画 1本)
エトナ山は、翌 13日には小康状態にもどっているとのことです。しかし、上記記事に掲載されている写真を見るとわかるように、山麓には比較的大きな都市があるので、今後の展開によっては避難が必要になるかも知れません。
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