日本時間6月23日20時12分、月がその軌道上で最も地球に近づく近地点を通過します。そして、その20分後の20時32分に満月になります。満月とは「月と太陽の黄経差が180度となる瞬間」のことですから、月が地球に最も近づいた直後に、太陽-地球-月が一直線に整列することになります。
このように、月の近地点通過と満月が接近して起こることを占星術の分野では〝スーパームーン〟と呼んでいます。近地点通過と満月の時間差をどの程度まで許すかにもよりますが、1年に数回程度の頻度 でスーパームーンが起こります。
ある年に起こる複数のスーパームーンのうちで、地球と月との距離が最も近いものを〝スーパー〟スーパームーンと呼ぶ向きもあるようです。今年は、5月25日、6月23日、7月23日がスーパームーンとされていますが、その中でも地球と月との距離がもっとも近い6月23日の満月がスーパー・スーパームーンになります:
ちなみに来年は、7月12日、8月11日、9月9日がスーパームーンですが、8月11日がスーパー・スーパームーンです。
スーパームーンといえば、月の位相(満ち欠け)と地震との関係が気になりますが、明白な相関関係は認められていません:
ただし、弱い相関関係があるとする論文もあります:
関連記事
- 今年最大の満月 (08年12月11日)
- 月と地震の関係がついに明らかに (09年2月6日)
- 銃乱射事件と満月 (09年3月16日)
- 月が赤くなります (09年6月6日)
- 潮汐による地震で巨大地震を予知 (10年1月7日)
- 潮汐による地震で巨大地震を予知 (続報) (10年1月29日)
- エクストリーム・スーパームーン (11年3月3日)
- エクストリーム・スーパームーン (補足) (11年3月4日)
- エクストリーム・スーパームーン (補足-2) (11年3月4日)
- スーパームーンがやって来る? (11年9月16日)
- 反スーパームーン (11年10月12日)
- エクストリーム・スーパームーン再び (12年4月30日)
- エクストリーム・スーパームーン再び (補足) (12年5月1日)
- エクストリーム・スーパームーン再び (補足-2) (12年5月2日)
- エクストリーム・スーパームーン再び (補足-3) (12年5月6日)
- エクストリーム・スーパームーン再び (補足-4) (12年5月8日)