2013年6月13日木曜日

スーパー・スーパームーン


日本時間6月23日20時12分、月がその軌道上で最も地球に近づく近地点を通過します。そして、その20分後の20時32分に満月になります。満月とは「月と太陽の黄経差が180度となる瞬間」のことですから、月が地球に最も近づいた直後に、太陽-地球-月が一直線に整列することになります。

このように、月の近地点通過と満月が接近して起こることを占星術の分野では〝スーパームーン〟と呼んでいます。近地点通過と満月の時間差をどの程度まで許すかにもよりますが、1年に数回程度の頻度 でスーパームーンが起こります。

ある年に起こる複数のスーパームーンのうちで、地球と月との距離が最も近いものを〝スーパー〟スーパームーンと呼ぶ向きもあるようです。今年は、5月25日、6月23日、7月23日がスーパームーンとされていますが、その中でも地球と月との距離がもっとも近い6月23日の満月がスーパー・スーパームーンになります:

ちなみに来年は、7月12日、8月11日、9月9日がスーパームーンですが、8月11日がスーパー・スーパームーンです。

スーパームーンといえば、月の位相(満ち欠け)と地震との関係が気になりますが、明白な相関関係は認められていません:

ただし、弱い相関関係があるとする論文もあります:

関連記事