2025年4月3日木曜日

月に衝突の可能性残る — 小惑星 2024 YR4 (続報)

 
NASA のウェブサイトに 4月2日付で掲載された文書です:
 
以下は上記からの抜粋です(Google翻訳、一部修正)——
 
NASA のジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡による新しい赤外線観測により、小惑星の大きさの不確実性が減少し、現在 2024 YR4 は 53 ~ 67 メートルと推定されており、これは 10階建てのビルとほぼ同じ大きさである。以前の大きさの推定値 40 ~ 90 メートルは、地上の望遠鏡による可視光測定から導き出されたものである。
 
の説明: 地球を中心とした月の軌道の図。黄色の点の集まりは、2032年12月22日の小惑星 2024 YR4 の可能性のある位置の範囲を表している。]
 
NASA ジェット推進研究所の地球近傍天体研究センターの専門家は、ウェッブ望遠鏡のデータと地上望遠鏡の観測に基づいて、2032年12月22日に 2024 YR4 が月に衝突する確率を 2月下旬の 1.7% から 3.8% に更新した。小惑星が衝突せずに月をすり抜ける可能性は依然として 96.2% ある。小惑星が衝突したとしても、月の軌道は変化しない。
 
4月中旬以降は、小惑星 2024 YR4 は地上の望遠鏡で観測するには遠く暗すぎることになるが、ウェッブ宇宙望遠鏡は 5月に再び小惑星 2024 YR4 を観測する予定である。

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市街地近くで噴火始まる — アイスランド (続報)

 
 
アイスランド気象局による 4月2日15時15分(日本時間 3日00時15分)付の更新から ——
  • 4月1日午後から亀裂で噴火活動は観測されていない。
  • 4月1日に形成された地下のマグマの岩脈は長さ約 20km で、2023年11月に地震活動が始まって以来、観測された中で最長である。
  • 4月1日の朝から、(マグマ溜まりのある)スヴァルツェンギ(Svartsengi)では地面が 25cm 以上沈下。沈下は続いているが、その速度ははるかに遅くなっている。
  • 2024年12月の前回の噴火の終了以降にスヴァルツェンギの地下にあるマグマ溜まりに蓄積されたマグマの約 90% が、4月1日に形成された岩脈にすでに移行したとみられる。
  • 時間の経過とともに、地下の岩脈に沿って新しい噴火口が形成される可能性は低下しているが、この地域では微小地震が続いているので、新たな噴火口が形成される可能性を排除することはできない。
  • グリンダヴィーク(Grindavík)市街地内の複数の GPS ステーションで、断層の動きに関連する変位が記録された。
  • 今回流出した溶岩によって形成された溶岩原は、2023年12月にスンドヌークル(Sundhnúkur)火口列の噴火が始まって以来、観測された中で最小である。その量は、一連の噴火の中で 2番目に小さいイベントであった 2024年1月の噴火で形成された溶岩原の約 6 分の 1である。
 

2025年4月2日水曜日

月に衝突の可能性残る — 小惑星 2024 YR4

 
ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)を使った小惑星 2024 YR4 の観測が 3月26日に行われました。この観測によって、地球に衝突する可能性はほぼないことが確認されましたが、月に衝突する可能性は排除できない、とのことです。また、2024 YR4 の直径は、これまでの推定より少し大きく、60 ± 7m であることが判明しました:
 
 
 
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ミャンマーの地震は予測されていた?

 
大きな地震のあとにはこのような話題が取り沙汰されることが多いのですが、インドの民間の研究者が 1ヶ月前に今回のミャンマーの大地震を予測していたとのことです:

以下は記事からの抜粋です ——
 
ハイデラバード(地図)在住の地震マニアが 2月28日に投稿したミャンマー・マンダレー近郊での揺れを予測するツイートは、約1ヶ月後にマグニチュード 7.7 の地震が同地を襲ったことで、地震学者や市民の間で議論を巻き起こしている。
 
GIS(地理情報システム)エンジニアで、機械工学の学位を持つシヴァ・シタラム氏が投稿したこの予測では、マンダレー、ネピドー、シットウェなどの地域を含む、座標 21.54°N、94.34°E(地図)付近でマグニチュード 6.5 前後の地震が起きる可能性があると述べられている。
 
彼はハイデラバードに Seismo 研究開発センターを設立している。
 
2004年から GIS システムを駆使して地震の研究をしているシタラム氏は、太陽放射パターン、地磁気の変化、大気データ、気象モデルなど、さまざまな手法を組み合わせて早期警告を発すると主張している。彼のウェブサイト www.seismo.in は 10カ国以上の地震を追跡し、日本、エチオピア、フィリピン、インドなどの地域の予測を掲載している。
 
彼は 6年分の地震データを保持しており、100件以上の予測を行い、そのうち約18件が実際の出来事と一致したと述べている。彼は現在、今後数か月以内にダラムシャーラ(地図)でマグニチュード 7 を超える地震が起こると予測している。
 
予測と実際の一致にもかかわらず、専門家は慎重な姿勢を崩していない。国立地球物理研究所(NGRI)の元主任科学者であるスリナゲシュ博士は、シヴァ氏の研究を観察してきたことを認めた。「彼の予測を完全に否定することはできないが、科学的に検証されなければならない」と彼は述べた。
 
シヴァ氏の研究は、特にソーシャル・メディアで注目を集めている。彼は、現在のモデルは限られた設備で開発されたが、最終テスト段階にあることを明らかにした。彼は将来、50か国以上で地震を予測できるようにこのシステムを拡張したいと考えている。
 
彼の支持者たちは彼のモデルのさらなる研究を求める一方で、科学者たちはこのようなシステムが公的機関によって真剣に受け止められる前に査読による検証が必要であることを強調しているため、議論が続いている。
 
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小惑星 2025 GA が月と地球に接近・通過

 
4月2日、小惑星〝2025 GA〟が月と地球の近くを通過しました。
 
2025 GA (2025年4月1日付予報)
接近日時(日本時間)
(月)4月2日 11:24
 (地球)4月2日 11:48
接近日時 誤差
(月)± < 1 分
(地球)± < 1 分
接近距離 (月)0.74 LD
(地球)0.22 LD
推定直径
5 ~ 11 m
対地球相対速度
10.7 km/s ≅ 3万8000 km/h
初観測から地球接近まで1 日
次の地球接近
公転周期1239 日 ≅ 3.39 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
このブログでは、原則として地球から 1LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。
 
 

イエローストーンの間欠泉が「異常」噴出 (続報-172)

 
米国イエローストーン国立公園の 3月の状況です。
 
3月にはスティームボート間欠泉(地図)の噴出は発生しませんでした。ただし、3月初旬に頻繁な小規模活動が始まり、今後数週間で本格的な噴出が発生すると予測されています。
 
日付(現地時間) 間隔(日)
1
2月3日 72
 
 
3月の地震活動は通常のレベルでした。70件の地震が観測され、最大は 3月20日に発生した M2.2 でした。群発地震は 2回発生し、3月3日から 4日にかけて 22件、最大 M0.55、3月19日から 22日にかけて 11件、最大は前述の M2.2 でした 。
 
イエローストーン・カルデラでは、10月以降、2cm 強の沈下が記録されています。この沈下パターンと沈下率は、2015年から 2016年にかけて始まった傾向が続いているものです。
 
ノリス間欠泉盆地付近では、昨年の夏の終わり以降、わずかな(約 1cm)沈下が観測されています。
 
 
 

市街地近くで噴火始まる — アイスランド

 
アイスランド南西部のレイキャネス半島ではマグマの蓄積による地盤の隆起が観測されていましたが、現地時間 4月1日朝、グリンダヴィーク(地図)市街地の北で亀裂噴火が始まりました。
 
以下はアイスランド気象局の発表からの抜粋です: 
  • 06時30分ごろ、スンドヌークル火口列で群発地震が始まる。
  • 08時20分更新、GPSなどによる観測データが、地下のマグマが北東と南の方向に移動し、グリンダヴィークに向かっていることを示す。
  • 09時45分更新、グリンダヴィーク市街の防護壁のすぐ北で噴火が始まる(地図)。
  • 10時更新、亀裂は長さ約 500m で、グリンダヴィークの北の防護壁を貫通、亀裂は拡大を続けている。
  • 10時30分更新、亀裂は約 700m で比較的安定している。
  • 11時00分更新、亀裂は南に広がる。新しい噴火亀裂が、グリンダヴィークの北にある防護壁の内側数百メートル、つまり防護壁と市街の間に開いている。
  • 12時35分更新、噴火亀裂の全長は約 1200m で、南方向に伸び続けている。
  • 14時40分更新、過去1時間で火山活動は大幅に減少したもよう。地震活動は依然として続いており、主にマグマ貫入部の北部と南部で発生している。
  • 20時30分更新、グリンダヴィーク北部の火山活動は引き続き減少、ウェブカメラやドローン映像では目に見える活動はほとんどない。地震活動は続いている。
 

2025年4月1日火曜日

近畿圏中心領域大型地震 (続報-340)

 
八ヶ岳南麓天文台(地図)の 串田嘉男 氏が「No.1778 長期継続大型地震前兆」について 4月1日15時00分付けで「続報 No.408」(PDF形式)を出しています ——
 
「 Stage-36 は 4/1 を示し 4/1 極大を観測 Stage-37 へ移行
Stage-37 は 4月5日±2 を示す
極大が出現しない場合は対応地震発生の可能性有 」
 
 
前回の更新情報 
 
初現を 3月25.3日、極大を上記 3月28.4日として経験則[初現〜地震発生]:[極大〜地震発生]= 20:13 を適用すると、地震発生日として 4月3日±3日が算出される。
 
現況 
 
各ステージの出現状況を見直し、修正:

ステージ 35 ステージ 36 ステージ 37
初現 3月22.0日

主極大 3月24.6日

副極大 3月25.6日 初現 3月26.1日
推定 3月28.3日 → → 極大 3月28.4日 初現 3月30.4日

推定 4月1.7日 → → 極大 4月1.4日


推定 4月5.1日

 
推定
 
ステージ 37 の初現を 3月30.4日、極大を 4月1.4日として経験則[初現〜地震発生]:[極大〜地震発生]= 20:13 を適用すると、地震発生日として 4月5日±2日が算出される。「再びこの時期に極大が出現しない限り、対応地震発生の可能性が示唆されます。」
 
 
「30年の観測で初めて体験する長期継続変動のため推定が間違っている可能性も否定困難」
  
 
 [注]特異変動については『 FM(VHF帯域)電波電離層モニター観測による「地震・火山の予報」解説資料 』(PDF形式)の 9ページを参照してください。


推定日 4月5日(誤差 ±2日)
上記時期に極大が出現した場合は上記否定。続報予定
推定時間帯 09:00 ±2 時間 または 18:00 ±3 時間
前者の可能性が若干高い
推定震央領域

続報 No.408 」所載の図2参照
太線領域内=大枠推定領域
斜線領域=可能性が考えやすい推定領域
震央が火山近傍領域である可能性が高い
弧線A~B以南の可能性は極めて低い

直近で噴火の可能性が考えられる前兆変動はないので、現状では震央近傍火山の噴火の可能性は考えにくい。
推定規模 主震:M8.0 ± 0.3
複合の場合:M7.3±0.3 + M7.1±0.3 など
余震を含まない大型地震の断層長が合計で約110〜150km 程度となるような複合地震活動の可能性
群発的な活動の可能性もあり
推定地震種 震源が浅い陸域地殻内地震
 
 
このブログ記事のタイトルが「近畿圏・・・」となっているのは、当初の推定震央領域が近畿圏とされていたためです。その後、推定領域は徐々に東にずれ、現在は長野県や群馬県を中心とした地域とされています。推定領域が変化するにしたがってタイトルを変えると、過去の記事の検索が不便になると考え、当初のタイトルのままとしています。
 
 
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小惑星 2025 FM18 が地球と月に接近

 
小惑星〝2025 FM18〟が 4月2日に地球と月の近くを通過します。
 
2025 FM18 (2025年3月31日付予報)
接近日時(日本時間)
(地球)4月2日 13:46
 (月)4月2日 14:26
接近日時 誤差
(地球)± < 1 分
(月)± < 1 分
接近距離 (地球)0.72 LD
(月)1.66 LD
推定直径
4 ~ 8 m
対地球相対速度
12.8 km/s ≅ 4万6000 km/h
初観測から地球接近まで5 日
次の地球接近
公転周期1491 日 ≅ 4.08 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
このブログでは、原則として地球から 1LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。
 
 

小惑星 2025 FE18 が地球と月に接近・通過

 
小惑星〝2025 FE18〟が 3月27日に地球と月の近くを通過していたことが、3月31日付の NASA/JPL によるデータベース更新で明らかになりました。
 
2025 FE18 (2025年3月31日付予報)
接近日時(日本時間)
(地球)3月27日 08:45
 (月)3月27日 14:04
接近日時 誤差
(地球)± 2 分
(月)± 2 分
接近距離 (地球)0.94 LD
(月)0.85 LD
推定直径
4 ~ 8 m
対地球相対速度
17.9 km/s ≅ 6万4000 km/h
初観測から地球接近まで1 日
次の地球接近
公転周期1308 日 ≅ 3.58 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
このブログでは、原則として地球から 1LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。