2025年3月29日土曜日

近畿圏中心領域大型地震 (続報-339)

 
八ヶ岳南麓天文台(地図)の 串田嘉男 氏が「No.1778 長期継続大型地震前兆」について 3月28日15時00分付けで「続報 No.407」(PDF形式)を出しています ——
 
「 Stage-35は 3/29±3を示し 3/28.4 極大 (Stage-36) の可能性
Stage-36は 4/3を示す
← 再び極大出現なければ対応地震発生の可能性有 」
 
 
前回の更新情報 
 
PBF特異の初現を 3月22.0日、顕著特異の極大を 3月24.55日として経験則[初現〜地震発生]:[極大〜地震発生]= 20:13 を適用すると、地震発生日として 3月29日(±3日)が算出される。3月29日より早い時期は考えにくいので、3月29日(~30日)の可能性。最大誤差は 3月28日~4月1日。
 
現況 
 
Stage-35 は 3月29日±3日 を示した。この期日に、再び地震発生ではなく、次のステージ(Stage-36)の極大が出現した(CH26 観測装置、図1)。更新情報時点までの観測では 3月28.4日が顕著特異の最大変動(今後さらに大きな変動が観測された場合は修正)。

同じ時間帯に振動型 BF 変動が出現(CH32 観測装置、図2)。振動型 BF 変動は、時間経過と共に変動周期が延びていく変動で、顕著なものは 2011年3月の東北地方太平洋沖地震の主前兆として出現(BF:Baseline Fluctuation、基線のうねり変動)。
 
推定
 
初現を 3月25.3日、極大を上記 3月28.4日として経験則[初現〜地震発生]:[極大〜地震発生]= 20:13 を適用すると、地震発生日として 4月3日±3日が算出される。

4月3日±3日に地震発生の場合は、経験則[初現〜地震発生]:[終息〜地震発生]= 6:1 から、変動の終息は 4月1.8日±0.5日と推定される。
 
 
「№1778 長期継続前兆変動は 2008年7/4 が初現で、4月始めで 16年9ヶ月に及びます。各ステージの変動形態からある日が示され、その時期に地震発生とならず、次のステージの極大が出現するという特殊な変動形態を続け、現在のステージ 36まで継続して参りました。今まで観測されたことのない現象なので、何ステージまで出現するかわかりませんが、観測事実と解析結果をお伝えし続けます。」
 
「30年の観測で初めて体験する長期継続変動のため推定が間違っている可能性も否定困難」
  
 
 [注]特異変動については『 FM(VHF帯域)電波電離層モニター観測による「地震・火山の予報」解説資料 』(PDF形式)の 9ページを参照してください。


推定日 4月3日(最大誤差 4月1日~6日)
上記時期に極大が出現した場合は上記否定。続報予定
推定時間帯 09:00 ±2 時間 または 18:00 ±3 時間
前者の可能性が若干高い
推定震央領域

続報 No.407 」所載の図3参照
太線領域内=大枠推定領域
斜線領域=可能性が考えやすい推定領域
震央が火山近傍領域である可能性が高い
弧線A~B以南の可能性は極めて低い

直近で噴火の可能性が考えられる前兆変動はないので、現状では震央近傍火山の噴火の可能性は考えにくい。
推定規模 主震:M8.0 ± 0.3
複合の場合:M7.3±0.3 + M7.1±0.3 など
余震を含まない大型地震の断層長が合計で約110〜150km 程度となるような複合地震活動の可能性
群発的な活動の可能性もあり
推定地震種 震源が浅い陸域地殻内地震
 
 
このブログ記事のタイトルが「近畿圏・・・」となっているのは、当初の推定震央領域が近畿圏とされていたためです。その後、推定領域は徐々に東にずれ、現在は長野県や群馬県を中心とした地域とされています。推定領域が変化するにしたがってタイトルを変えると、過去の記事の検索が不便になると考え、当初のタイトルのままとしています。
 
 
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