大きな地震のあとにはこのような話題が取り沙汰されることが多いのですが、インドの民間の研究者が 1ヶ月前に今回のミャンマーの大地震を予測していたとのことです:
- Hyderabad-based enthusiast’s earthquake prediction sparks debate after Myanmar quake(ハイデラバードを拠点とするマニアの地震予知が、ミャンマー地震後に議論を巻き起こす)
以下は記事からの抜粋です ——
ハイデラバード(地図)在住の地震マニアが 2月28日に投稿したミャンマー・マンダレー近郊での揺れを予測するツイートは、約1ヶ月後にマグニチュード 7.7 の地震が同地を襲ったことで、地震学者や市民の間で議論を巻き起こしている。
GIS(地理情報システム)エンジニアで、機械工学の学位を持つシヴァ・シタラム氏が投稿したこの予測では、マンダレー、ネピドー、シットウェなどの地域を含む、座標 21.54°N、94.34°E(地図)付近でマグニチュード 6.5 前後の地震が起きる可能性があると述べられている。
彼はハイデラバードに Seismo 研究開発センターを設立している。
2004年から GIS システムを駆使して地震の研究をしているシタラム氏は、太陽放射パターン、地磁気の変化、大気データ、気象モデルなど、さまざまな手法を組み合わせて早期警告を発すると主張している。彼のウェブサイト www.seismo.in は 10カ国以上の地震を追跡し、日本、エチオピア、フィリピン、インドなどの地域の予測を掲載している。
彼は 6年分の地震データを保持しており、100件以上の予測を行い、そのうち約18件が実際の出来事と一致したと述べている。彼は現在、今後数か月以内にダラムシャーラ(地図)でマグニチュード 7 を超える地震が起こると予測している。
予測と実際の一致にもかかわらず、専門家は慎重な姿勢を崩していない。国立地球物理研究所(NGRI)の元主任科学者であるスリナゲシュ博士は、シヴァ氏の研究を観察してきたことを認めた。「彼の予測を完全に否定することはできないが、科学的に検証されなければならない」と彼は述べた。
シヴァ氏の研究は、特にソーシャル・メディアで注目を集めている。彼は、現在のモデルは限られた設備で開発されたが、最終テスト段階にあることを明らかにした。彼は将来、50か国以上で地震を予測できるようにこのシステムを拡張したいと考えている。
彼の支持者たちは彼のモデルのさらなる研究を求める一方で、科学者たちはこのようなシステムが公的機関によって真剣に受け止められる前に査読による検証が必要であることを強調しているため、議論が続いている。
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As per our research & analysis massive ~6 #Magnitude of #earthquake possible near #Mandalay #Myanmar ( #Burma )#tremors may reach #Naypyidaw #Pyay #Monywa #Pakokku #Sittwe #CoxsBazar #Bangladesh region
— Epic ( Earthquake Research & Analysis ) (@epic_earthquake) February 28, 2025
~21.54°N 94.34°E
~28-Feb 2025
~6.5 #Magnitude pic.twitter.com/tyLsFrc1XF
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