月が近地点を通過する前後に満月になるとスーパームーンと呼びます。どの程度、近地点の近くであればスーパームーンと呼ぶかは論者によって異なります。3月10日のスーパームーンは近地点の12時間42分前、4月8日のスーパームーンは近地点通過の8時間26分後に満月となりました。
今回は5月6日12時3分に近地点を通過、31時間42分後の7日19時45分に満月になります。近地点通過から時間が経ちすぎているのでスーパームーンと言えるのか微妙なところです:
上記記事によれば、「スーパームーン」は 1979年に占星術師の Richard Nolle が使い始めた言葉で、毎年3〜4回のスーパームーンがあるとのこと。また Wikipedia によれば、「(Nolleは)スーパームーンの位置にある月は『地球物理学的ストレス』の原因になると主張した」とのことです。
参考までに、以下は今年のスーパームーンの前後に起きた最大震度4以上の地震のリストです(括弧内はマグニチュードと最大震度):
スーパームーン | 地震 |
---|---|
3月10日 | 3月11日 秋田県内陸南部(4.3、4) 3月13日 石川県能登地方(5.4、5強) |
4月8日 | 4月12日 茨城県南部(5.1、4) |
5月7日 | 5月4日 千葉県北東部(5.5、4) 5月6日 千葉県北西部(5.0、4) |
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