2023年1月31日火曜日

イルカが浅瀬に迷い込む — 神奈川県鎌倉市

 
1月30日夕方、神奈川県鎌倉市(地図)の海岸の浅瀬にイルカが迷い込みました。
 
「なぜ浅瀬に迷い込んでしまったのかはわかっていない」:
 

間一髪!

 
《音量注意》米国ハワイ州オアフ島の Palolo Valley(地図)での出来事です:

ちなみに、Palolo Valley の南にある円形の地形(旧火口)は観光地として有名なダイヤモンド・ヘッドです。
 

東京湾にクジラ (続報)

 
1月19日付「東京湾にクジラ」の続報です。

1月29日、東京湾アクアライン(地図)付近でクジラが目撃・撮影されました。体長 10m 以上で、ザトウクジラとみられています。19日に現れたクジラと同じ個体でしょうか。

「19日はアクアラインの神奈川寄りの湾内、29日は千葉寄りの湾内でクジラが目撃されています」:
 

カグラザメ水揚げ — 青森県八戸市

 
1月30日、青森県八戸市(地図)の港に深海魚のカグラザメが水揚げされました。体長約 1.5m、重さ約 14kg。記事によるとカグラザメは、水深 200~2000m に生息。今回水揚げされた個体は、水深 80~90mに仕掛けた刺し網にかかっていたとのことです。

「青森県内では2014、15年にむつ市大畑町沖、17年に佐井村沖で捕獲されたが、八戸沖では初めての可能性がある」(浅虫水族館):
 
 

リュウグウノツカイ漂着 — 青森県佐井村

 
1月19日朝、青森県佐井村矢越(地図)の海岸にリュウグウノツカイが打ち上げられているのが見つかりました。体長約 3.5m で、すでに死んでいました。

「県内ではこれまで、今回を含めて 8例発見されていて、直近では 2020年の 12月末に、六ケ所村で見つかっています」:
 

小惑星 2023 BJ7 が地球と月に接近・通過

 
小惑星〝2023 BJ7〟が 1月30日から31日にかけて地球と月の近くを通過しました。
 
2023 BJ7 (2023年1月30日付予報)
接近日時(日本時間)
(地球)1月30日 22:34
 (月)1月31日 02:47
接近日時 誤差
(地球)±1 分未満
(月)±1 分未満
接近距離 (地球)0.965 LD
(月)0.034 LD
推定直径
5 ~ 10 m
対地球相対速度
8.0 km/s ≅ 2万9000 km/h
初観測から地球接近まで2 日
次の地球接近2024年12月5日
公転周期252 日 ≅ 0.69 年
分類
アテン群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
このブログでは、原則として地球から 1LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。
 
 

2023年1月29日日曜日

シギウナギ水揚げ — 神奈川県小田原市

 
小田原魚市場(地図)のブログから。1月16日、深海魚のシギウナギが 10年ぶりに水揚げされました(記事)。その後、1月28日までに合計 3匹が水揚げされています(記事)。

10年前にシギウナギが水揚げされたのは 2013年02月20日(記事)のことで、この時は、近隣の定置網で水揚げが相次いで報告されていたとのこと。約2ヶ月後の 4月17日に三宅島近海で M6.2、深さ約10km、最大震度5強の地震が発生し、三宅島で小規模の地殻変動や津波が観測されています(資料)。
 
 

小惑星 2023 BU が月と地球に接近 (続報-2)

 
最接近直前の小惑星 2023 BU(画面中央)を撮影した動画です。イタリアのローマ近郊にある望遠鏡で撮影されました。最接近時の様子は雲が立ち込めたため撮影できなかったとのことです:
 
小惑星の明るさがわずかながら周期的に変化しているように見えます。自転の影響でしょうか。
 
 
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2023年1月27日金曜日

海洋生物の異変と地震

 
最近の海洋生物の異変と地震の関係を扱った『週刊FLASH』の記事です:
 
以下は、記事に登場する NPO法人 e-PISCO のウェブ・サイトです:
 

火星のテディ・ベア

 
火星を周回している NASA の Mars Reconnaissance Orbiter(MRO)が昨年 12月12日に 251km の高度から撮影した画像です。耳がないのが残念ですが、「鼻」は V字型の谷(崩壊構造)がある丘、「目」は 2つの小さなクレーター、「頭」の輪郭は円形の亀裂からなっています。この亀裂は、古い衝突クレーターが堆積物に覆われて埋没している可能性を示唆しています:
 

リュウグウノツカイ漂着 — 福岡県宗像市

 
1月26日夕方、福岡県宗像市沖の大島(地図)にリュウグウノツカイが漂着しているのが見つかりました。体長 4.1m で、すでに死んでいました:
 

小惑星 2023 BZ3 が月と地球に接近・通過

 
1月26日から27日にかけて、小惑星〝2023 BZ3〟が月と地球のそばを通り過ぎて行きました。
 
2023 BZ3 (2023年1月26日付予報)
接近日時(日本時間)
(月)1月26日 21:54
 (地球)1月27日 09:41
接近日時 誤差
(月)±2 分
(地球)±1 分未満
接近距離 (月)1.138 LD
(地球)0.732 LD
推定直径
4 ~ 9 m
対地球相対速度
6.8 km/s ≅ 2万4000 km/h
初観測から地球接近まで1 日
次の地球接近
公転周期1012 日 ≅ 2.77 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
このブログでは、原則として地球から 1LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。
 
 

2023年1月26日木曜日

ベヨネース列岩に噴火警報

 
1月26日19時30分、ベヨネース列岩(地図海底地形図)に噴火警報(周辺海域)が出されました。 海上保安庁が同日に実施した上空からの観測によって、ベヨネース列岩(明神礁)付近で変色水が確認されたことによります(写真):
 
気象庁の資料によると、ベヨネース列岩が最後に噴火したのは1970年1〜6月です。噴火場所は明神礁で、マグマ水蒸気噴火でした。

ベヨネース列岩という名前はフランスの軍艦「ベヨネー」(J・R・バヨネー)に由来するのですが、日本では気象庁も国土地理院も「ベヨネー」としています(Wikipedia)。
 
 
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小惑星 2023 BU が月と地球に接近 (続報)

 
1月23日付「小惑星 2023 BU が月と地球に接近」の続報です。
 
NASA の発表です(文中の日時は米国時間):
 
発表の概要 ——
 
小惑星 2023 BU は箱型トラック(box truck)ほどの大きさで、これまで記録された地球近傍天体で最も接近することが予想されている。
 
1月26日(木)、小さな地球近傍小惑星が、私たちの惑星に大接近する。2023 BU と名付けられたこの小惑星は、静止衛星の軌道の内側に入り、太平洋標準時午後4時27分(東部標準時午後7時27分)に南アメリカ南端上空の高度 2200マイル(3,600km)を通過する。
 
この小惑星が地球に衝突する危険性はない。もし衝突したとしても、この小さな小惑星(大きさは 11.5〜28フィート(3.5〜8.5メートル))は火球となり、大部分は大気中で分裂して被害を及ぼすことはないが、大きな破片の一部は小さな隕石として落下する可能性がある。
 
この小惑星は、恒星間彗星 2I/Borisov の発見者であるアマチュア天文家の Gennadiy Borisov 氏が、クリミアの Nauchnyi にある MARGO観測所で 1月21日(土)に発見したものである。
 
地球に接近した小惑星の軌道は地球の重力によって変化するが、2023 BU は地球に非常に接近するので、その公転軌道が大きく変化することが予想される。地球に接近遭遇する前のこの小惑星の軌道は、地球の軌道に近いほぼ円形で、359日かけて太陽の周りを一周していた。しかし、地球との遭遇後は、小惑星の軌道はより細長くなり、遠日点(太陽から最も離れる地点)が地球と火星の軌道のほぼ中間まで移動する。その後は、この小惑星は 425日周期で太陽の周りを公転することになる。
 
 
以下は現時点で最新の予報です:
 
2023 BU (2023年1月25日付予報)
接近日時(日本時間)
(月)1月27日 09:20
 (地球)1月27日 09:28
接近日時 誤差
(月)±2 分
(地球)±2 分
接近距離 (月)0.967 LD
(地球)0.026 LD
推定直径
4 ~ 8 m
対地球相対速度
9.3 km/s ≅ 3万3000 km/h
初観測から地球接近まで6 日
次の地球接近2029年12月25日ごろ
公転周期425 日 ≅ 1.16 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
このブログでは、原則として地球から 1LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。
 
 

小惑星 2023 BL2 が地球と月に接近

 
小惑星〝2023 BL2〟が 1月26日に地球と月の近くを通過します。
 
2023 BL2 (2023年1月25日付予報)
接近日時(日本時間)
(地球)1月26日 13:32
 (月)1月26日 18:14
接近日時 誤差
(地球)±1 分未満
(月)±1 分未満
接近距離 (地球)0.965 LD
(月)1.783 LD
推定直径
5 ~ 10 m
対地球相対速度
10.5 km/s ≅ 3万8000 km/h
初観測から地球接近まで2 日
次の地球接近2024年1月16日
公転周期348 日 ≅ 0.95 年
分類
アテン群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
このブログでは、原則として地球から 1LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。
 
 

2023年1月25日水曜日

ダヌリが見た地球と月

 
『Live Science』の記事から。2022年8月にスペース X 社のファルコン 9 ロケットでフロリダ州ケープカナベラルから打ち上げられ、12月に月を周回する軌道に入った韓国の月周回探査機「ダヌリ」(KPLO=Korean Pathfinder Lunar Orbiter)が撮影した地球と月の画像を韓国航空宇宙研究院(KARI=Korean Aerospace Research Institute)が公開しています。ダヌリは、韓国初の地球軌道を離れる宇宙探査ミッションです:
 
 

小惑星 2023 BL1 が地球と月に接近

 
小惑星〝2023 BL1〟が 1月26日に地球と月の近くを通過します。
 
2023 BL1 (2023年1月24日付予報)
接近日時(日本時間)
(地球)1月26日 04:38
 (月)1月26日 06:33
接近日時 誤差
(地球)±1 分未満
(月)±1 分未満
接近距離 (地球)0.584 LD
(月)1.206 LD
推定直径
15 ~ 34 m
対地球相対速度
14.7 km/s ≅ 5万3000 km/h
初観測から地球接近まで7 日
次の地球接近
公転周期1008 日 ≅ 2.76 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
このブログでは、原則として地球から 1LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。
 
 

2023年1月23日月曜日

東京湾にイルカの大群

 
1月22日正午ごろ、神奈川県横須賀市(地図)沖の東京湾でイルカの大群が目撃・撮影されました。100頭近くの群れだったとのことです:
 

温泉の異変と大地震

 
温泉の異変と地震の関係を扱った『Asagei Biz-アサ芸ビズ』の記事です。
 
このブログでは記載していませんが、青森県八戸市の「はちのへ温泉」でも湯量の減少が起きていたようです。
 
「地震前に温泉や井戸水の湧出量や温度の変化、混濁などが報告された事例は世界各地にあり、日本では1943年に起きた『鳥取地震』が有名。県内の複数の温泉で無色透明の湯が白濁し、その一部は湧出量が1.5倍になったとの記録が残っている」:
 
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白頭山は噴火するか

 
 中国と北朝鮮の国境にそびえる白頭山(長白山、地図)の噴火を扱った記事です:
 
翻訳のせいなのか、「地中の気流が尋常でない」といった意味不明の記述があります。「白頭山は946年に大爆発して以来、この1000年間で、少なくとも100年に1回以上噴火している。この仮説に従えば、直近の噴火が1925年のため、2025年の爆発が予想される」と書かれていますが、白頭山の噴火の記録は不完全で、「研究者により様々な年代の噴火説が出されている」(Wikipedia)状況のようです。
 
 
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小惑星 2023 BU が月と地球に接近

 
小惑星〝2023 BU〟が 1月27日に月と地球に接近します。
 
現時点の予報によれば地球への接近距離は 0.026LD = 9877km。これは地球の中心からの距離ですから、地球の半径 6378km を差し引いて、地表からの高度は約 3500km となります。国際宇宙ステーションの高度 400km よりは高いですが、静止衛星の高度 3万6000km よりははるかに地表に近いところを通過して行くことになります。
 
2023 BU (2023年1月22日付予報)
接近日時(日本時間)
(月)1月27日 06:11
 (地球)1月27日 06:17
接近日時 誤差
(月)±2時間20 分
(地球)±2時間22 分
接近距離 (月)0.965 LD
(地球)0.026 LD
推定直径
4 ~ 8 m
対地球相対速度
9.3 km/s ≅ 3万4000 km/h
初観測から地球接近まで5 日
次の地球接近
公転周期429 日 ≅ 1.17 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
このブログでは、原則として地球から 1LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。
 
 

2023年1月21日土曜日

定置網にリュウグウノツカイ — 富山県氷見市

 
1月20日朝、富山県氷見市(地図)沖の定置網にリュウグウノツカイが入っているのが見つかりました。体長 3.26m で、すでに死んでいました。17日に氷見市沖の定置網に入り、その後、海に放された 2匹のうちの 1匹である可能性もあるとのことです(参照):
 

UFO のような雲 — トルコ

 
英国 BBC の記事から。トルコ北西部の Bursa(地図)に現れた奇妙な形の雲。山の風下側にできたレンズ雲(lenticular cloud)だそうです。出現した日付は書かれていませんが、動画には雄鶏の鳴き声が入っているので、時間帯は明け方のようです:
 
 
 
 

ハワイ上空に光る渦巻き

 
1月18日、ハワイ島マウナ・ケア山の上空に光る渦巻きが現れました。同日、スペースX社が米国宇宙軍の GPS 衛星を搭載してファルコン9 ロケットを打ち上げましたが、その2段目からの排気がロケットの回転にともなって拡散している様子が見えているとのことです(拡大写真1拡大写真2):
 
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上田誠也氏 死去

 
プレートテクトニクス研究の第一人者、上田誠也・東京大名誉教授が 1月19日に亡くなられました:

私がプレートテクトニクスを初めて体系的に学んだのは、同氏の『プレートテクトニクス』(岩波書店)によってでした。『地震は予知できる』(岩波科学ライブラリー 79)も印象に残る一冊です。書店で見つけて購入し、帰りの電車の中で一気に読んでしまった記憶があります。
 

2023年1月20日金曜日

巨大なロール状の雲 — 鹿児島県鹿屋市

 
1月18日午前、鹿児島県鹿屋市(地図)の上空に巨大なロール状の雲が 2本出現しました。目撃者は「雲は見える範囲でずっと伸びていた」と語っています。山の風下側で発生する波状雲とみられています。
 
「今回は高隈山(地図)の風下側の鹿屋市で見られたと考えられます」: 
 
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2023年1月19日木曜日

源泉の温度低下、湯量減少 — 秋田県湯沢市 (続報)

 
22年11月16日付「源泉の温度低下、湯量減少 — 秋田県湯沢市」の続報です。
 
前回より詳しい記事です。秋田県湯沢市の「鷹の湯温泉」(地図)では、2020年に源泉の温度が低下したため、対策工事をしたり新たに源泉を掘ったりしたが、22年10月から湯量が減り始め、温度も再び低下し現在に至っている、原因は不明とのことです:
 
秋田県湯沢市、青森県弘前市、長野県千曲市と、このところ日本海側の内陸部で温泉の異変が相次いでいます(下記記事リスト参照)。東北地方太平洋沖地震の際も、温泉などの異変があったので気がかりです:
 
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定置網にリュウグウノツカイ 2匹 — 富山県氷見市

 
1月17日早朝、富山県氷見市(地図)沖の定置網にリュウグウノツカイ 2匹が入っているのが見つかりました。体長 3〜4m。網の中から引き上げて、海に帰したとのことです。
 
「記録が残る2009年以降、富山湾でリュウグウノツカイが同じ網に 2匹かかったのは今回が初めて」(魚津水族館):
 

東京湾にクジラ

 
1月19日午後、東京湾アクアライン(地図)近くの海でクジラが泳いでいるのが、海上保安庁によって確認されました。映像ではザトウクジラのように見えます:
 

2023年1月17日火曜日

小笠原諸島西方沖で深発地震

 
1月16日13時50分ごろ、小笠原諸島西方沖を震源とする M5.9、震源の深さ 422km、最大震度 3 の深発地震が発生しました(震央地図、速報値では M6.1、深さ 400km とされていました)。米国地質調査所(USGS)は M6.3、深さ 405km としています:
 
深さ 400km 前後で起きる地震は少ないようです。以下は、 ISC カタログに記載されている 1960 年から 2013 年までに発生した Mw>5 の地震の深度分布です。X軸(地震数)の 500 を超える部分は切り捨てられていることに注意してください(拡大グラフ):
 
 
 
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クマの目撃 2件 — 宮城県仙台市、丸森町

 
1月14日夕方、宮城県内の2か所で、この時期には冬眠しているはずのクマが歩いているのが目撃されました:
 
目撃時刻と場所は、午後5時ごろ、丸森町大内山ノ神(地図)、午後6時40分ごろ、仙台市青葉区荒巻坊主門(地図)です。2つの目撃場所は 40km 以上離れており、またクマの体長も異なっているので、別々の個体だと考えられます。

警察は「この時期の目撃は珍しい」としています。何か、2頭のクマを冬眠から目覚めさせるような刺激があったのでしょうか。
 
 
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2023年1月16日月曜日

源泉の温度低下、湯量減少 — 青森県弘前市 (続報)

 
 
「嶽温泉の湯温が下がっている原因は設備の不具合ではなく、源泉自体の温度の低下」(嶽温泉旅館組合):
 
源泉の温度は 12月28日から急に下がったと報じられています。湯の汲み上げすぎや自然現象にしては変化が急すぎるように思います。
 
 
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大雨と大地震

 
カリフォルニア州など米国西海岸では昨年末から大雨が断続的に降り続き、サンフランシスコでは 16日間で 300mm を超える雨量を記録したとのこと:
 
大雨が続いた後に大地震が発生するパターンがあり、カリフォルニア州では大地震の発生が懸念されているのだそうです。以下は『Nature World News』の記事とその概略です:

フロリダ国際大学・地球環境学科の教授である Shimon Wdowinski 教授は、2010 年に暴風雨と地震の関係を評価した後、この問題について広範な調査をおこなった。

2010年にハイチを襲った大地震は、この地域が一連のハリケーンや長引く大雨、集中豪雨に見舞われてから約1年半後に起こったものである。2010年1月12日にハイチで発生した M7.0 の地震は、首都ポルトープランスを完全に破壊し、102人の国連職員を含む22万人の死者を出した。
 
2009年に台湾を襲った地震は、台風の7カ月後に発生した。この地震は M6.4 で、台湾東部の沖合で土曜日の夜に発生した。首都台北の北部にある建物は約20秒間揺れたが、重傷者や大きな物的損害の報告はなかった。

台湾に焦点を当てた Wdowinski 教授の研究では、激しい嵐の後に巨大地震が発生する確率が 5倍であることが見いだされた。
 
中国気象科学院の研究者は、2021年に発表された研究で、M6 を超える地震と降雨の間に強い関連性があることを発見した。中国においては、地震の 74.9% が降雨を伴っていることが判明した。

ただし、Wdowinski 教授は『Newsweek』誌に対し、集中豪雨が地震を引き起こすことはあるが、これは特定の地殻変動環境で起こるだけで、どこでも起こるわけではない、と語っている。

 
大雨から地震発生まで、ハイチの場合は1年半、台湾の場合は7ヶ月。これだけ時間間隔があいていると、どんな現象でも相関関係を見いだせてしまうように思うのですが ・・・

小惑星 2023 AC1 が地球と月に接近・通過

 
小惑星〝2023 AC1〟が 1月12日に地球と月の近くを通過していたことが、1月15日付のデータベース更新で明らかになりました。
 
2023 AC1 (2023年1月15日付予報)
接近日時(日本時間)
(地球)1月12日 12:37
 (月)1月12日 17:28
接近日時 誤差
(地球)±1 分
(月)±1 分
接近距離 (地球)0.633 LD
(月)1.330 LD
推定直径
4 ~ 10 m
対地球相対速度
14.0 km/s ≅ 5万 km/h
初観測から地球接近まで−1 日
次の地球接近
公転周期912 日 ≅ 2.50 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
このブログでは、原則として地球から 1LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。
 
 

2023年1月15日日曜日

小惑星 2023 AV が地球と月に接近・通過

 
1月13日、小惑星〝2023 AV〟が地球と月に接近しました。最接近時の地球の中心からの距離は 0.040LD(1万5551km)で、静止衛星の軌道よりも地表に近いところを通過して行きました。
 
2023 AV (2023年1月14日付予報)
接近日時(日本時間)
(地球)1月13日 05:09
 (月)1月13日 07:35
接近日時 誤差
(地球)±5 分
(月)±5 分
接近距離 (地球)0.040 LD
(月)1.027 LD
推定直径
2 ~ 5 m
対地球相対速度
15.1 km/s ≅ 5万4000 km/h
初観測から地球接近まで−1 日
次の地球接近2027年7月11日ごろ
公転周期440 日 ≅ 1.21 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
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2023年1月13日金曜日

緑色彗星が接近中

 
緑色の彗星 C/2022 E3(ZTF)が 1月12日に近日点を通過し、地球に近づきつつあります。地球に最も近づくのは2月2日02時54分(日本時間)で、接近距離は 0.28天文単位(約 4250万km)。北極星や北斗七星に近いきりん座の中を移動します:
 
この彗星は、1月から2月上旬にかけて双眼鏡や小型の望遠鏡で観望することが可能です。地球に接近する前後にもっとも明るくなると推定されていますが、肉眼でも見えるほどに明るくなるかは不確かです。

この彗星は 2022年3月に発見されたもので、当初は小惑星だと考えられていました。しかし、木星の公転軌道の内側に入るころから急速に明るくなり、彗星であることが明らかになりました。ZTF彗星とも呼ばれますが、"ZTF" はこの彗星が初めて確認されたツヴィッキー・トランジェント・ファシリティ(Zwicky Transient Facility)の広視野掃天カメラに由来しています。
 
NASAのジェット推進研究所(NASA JPL)は、この彗星の周期を5万年としています。前回この彗星が地球に接近したのは、最後の氷河期の只中で、ネアンデルタール人と初期のホモ・サピエンスが共存していたときでした。
 

リュウグウノツカイ漂着 — 神奈川県茅ヶ崎市

 
1月11日午後、神奈川県茅ヶ崎市(地図)の海岸に、体長約 3m のリュウグウノツカイが打ち上げられているのが見つかりました:
 
昨年末には、同じく相模湾に面した静岡県熱海市網代(地図)沖の定置網に、リュウグウノツカイが入り、水揚げされています:
 

2023年1月12日木曜日

箱根山で火山ガス濃度上昇、観光客が避難

 
1月12日午前、箱根山の大涌谷園地(地図)では硫化水素ガスの濃度が上昇したため、観光客が屋内に避難する事態になりました:

昨年あたりから火山ガスの濃度上昇で立ち入り規制がおこなわれたり、観光客が避難したりすることが増えているように思います。下の記事リストをご覧下さい。
 
 
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M7.6 地震で新島出現 — インドネシア

 
日本時間1月10日02時47分ごろ、インドネシアのタニンバル諸島付近を震源とする M7.6、深さ 105km の地震(震央地図)がありましたが、この地震で、タニンバル諸島(地図)沖に新島が出現し、話題となっています:

新島は泥火山とみられています。インドネシアの気象気候地球物理庁(BMKG)は、地下の堆積層に閉じ込められた液体やガスが地震の揺れや地殻変動などによって噴出したもので、波の浸食などによっていずれ消滅する、と説明しています。
 
以下は M7.7 の地震後に生じた同様の事例です:
 

温泉の湯量減少 — 長野県千曲市

 
長野県千曲市の温泉施設「佐野川温泉 竹林の湯 」(地図)で原因不明の湯量減少が起きており、施設は休業に追い込まれています。湯量は 2004年には毎分55リットルあったが、2019年には26リットル、2022年11月下旬からはさらに減ったとのこと。
 
「源泉や設備の調査をしても原因がわからず、現時点で再開のメドはたっていない」:

長野県の諏訪市では間欠泉が涸れる現象が起きています:
 
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近畿圏中心領域大型地震 (続報-283)

 
八ヶ岳南麓天文台(地図)の串田氏が「No.1778 長期継続大型地震前兆」について 1月11日15:00 付けで更新情報を出しています。
 
PBFは直前特異ではなく微弱継続
  → 1/11.1 終息の可能性 1月中の発生否定
 2022.7/28.4 PBF ツイン極大と9/3.5 ツイン極大の関係再考
  3/9±3 (or 2/24±3) の可能性
 

 [注] PBF変動(Periodic Baseline Fluctuation anomaly)= 周期的な基線のうねり変動で、典型的な地震前兆波形。BT変動(Baseline Thickness anomaly)= 基線の振幅が増大する変動で、M5.0 以上の地震の前兆として出現。

 
推定日2023年3月9日±3日(または 2月24日±3日)
推定時間帯 09:00±3時間 または 18:00±3時間
推定震央領域 続報 No.348」所載の図2太線内
斜線の領域は火山近傍参考推定領域
推定規模 M8.0 ± 0.3
推定地震種 震源が浅い陸域地殻内地震
 
 
No.1778前兆群は、2008年7月初旬に出現し始めた前兆です。継続期間は14年を越えました。串田氏の観測歴上で最長の継続期間で、ピーク時期には30の観測装置に前兆変動が出現しました。
 
 No.1778前兆については、串田氏が自身の著書にて言及したため、その後の経過を一般公開しているものです。No.1778前兆以外の地震予測については、「地震前兆検知公開実験」の参加者にのみメールまたは Fax で配信されています。
 
串田氏の地震予測手法と実績については以下をご覧下さい:
 
このブログ記事のタイトルが「近畿圏・・・」となっているのは、当初の推定震央領域が近畿圏とされていたためです。その後、推定領域は徐々に東にずれ、現在は長野県や群馬県を中心とした地域とされています。推定領域が変化するにしたがってタイトルを変えると、過去の記事の検索が不便になると考え、当初のタイトルのままとしています。
 
 
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2023年1月11日水曜日

防災小説 — 自分を主人公にして物語を書く

 
大地震が起きたことを想定し、自分を主人公にして物語を書くという「防災小説」の取り組み。高知県土佐清水市の中学校で始まった活動ですが、防災意識を高めるにはなかなか良い方法だと思います:

沖縄県で地震が倍増

 
2022年に沖縄県で揺れを感じた有感地震は計153回で、過去29年で最多でした。半数以上の81回は、久米島に近い沖縄本島北西沖を震源とする地震でした。

「昨年1月末から沖縄本島北西沖で地震活動が活発化している。(中略)この地域で地震活動が活発になったのは1980年以来で42年ぶり」「2022年に地震の回数が増加した明確な要因は判明していない」:
 
沖縄本島北西沖で多発している地震の震源は沖縄トラフの内部です。私は、将来ここに硫黄鳥島地図)のような火山島が誕生するのではと思っているのですが、そうなればなったで、島の領有権をめぐって紛争が起きるかも知れません。現に、中国と韓国は沖縄トラフも含めて自国の大陸棚だと主張しています:
 
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霧島山(新燃岳)で火山性地震増加

 
宮崎・鹿児島県境に位置する霧島山の新燃岳(地図)で、1月9日から火山性地震が増加しています。10日15時までに15回(速報値)の地震が発生しました。新燃岳では、昨年11月ごろから、霧島山の深い場所でのマグマの蓄積を示すと考えられる地殻の伸びが観測されています:
 

淀川河口にマッコウクジラ — 大阪府大阪市 (続報)

 
淀川河口に現れたマッコウクジラと巨大地震との関係について触れた記事2本です。実際に大地震が起きた事例も紹介されています。
 
「マッコウクジラはエサを獲るため深海と表層を行き来しており、その間になんらかの理由で湾に迷い込んでしまったのでは」: 
 

源泉の温度低下、湯量減少 — 青森県弘前市

 
気象庁の常時観測火山・岩木山の中腹にある嶽温泉(地図)で、12月28日から源泉の温度が急に下がり、ほとんどの温泉施設が休業状態となっています。原因についてははっきりしていませんが、源泉の設備に何らかのトラブルがあった可能性や、2022年8月の大雨が関係しているのではないかとの指摘が報道されています。
 
「源泉が4本あるうち、一番熱い源泉が80℃から50℃まで下がり、湯量は5分の1になっているほか、温度が40℃を切っている源泉もある」:

昨年は、隣接する秋田県でも温泉の異変が報道されています:

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2023年1月10日火曜日

2.5トンの NASA の衛星が落ちてくる (続報-3)

 
ERBS は、米国東部標準時 1月8日23時04分(日本時間 9日13時04分)にベーリング海上空で大気圏に突入したとのことです。残骸の落下による被害の報道は見当たりません:
 
 
 
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2023年1月9日月曜日

2.5トンの NASA の衛星が落ちてくる (続報-2)

 
韓国では ERBS の落下に備えて、済州、仁川、金浦などの空港で航空機の発着が制限されました。韓国科学技術情報通信部が「米国の地球観測衛星が同日午後0時20分から同1時20分のあいだに、朝鮮半島の近くに落下する可能性がある」との警戒警報を発令したための措置です:
 
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淀川河口にマッコウクジラ — 大阪府大阪市

 
1月9日朝、大阪湾に流れ込む淀川の河口付近で、クジラが泳いでいるのが見つかりました。発見場所は、阪神高速湾岸線中島パーキングエリア(地図)から南西に約150メートル付近。体長約 8m で、マッコウクジラとみられています。クジラが淀川河口付近に現れるのは非常に珍しいとのこと。

「大阪湾にこれまでイルカが迷いこむことは1年に1回ほどあるが、体長の大きいクジラが来ることは聞いたとがない。衝撃的だし、びっくりしている」(海遊館):