八ヶ岳南麓天文台(地図)の串田氏が「No.1778 長期継続大型地震前兆」について 11月9日15:00 付けで更新情報を出しています:
- No.1778 長期継続大型地震前兆 続報 No.343 (PDF形式)
前回の更新情報を公開した翌日の10月22日に PBF変動が再出現 → 前回の更新情報にあった 11月15日前後の地震発生は否定された。この PBF変動は 11月9日04時(11月9.2日)ごろに終息した。
[注] PBF変動(Periodic Baseline Fluctuation anomaly)= 周期的な基線のうねり変動で、典型的な地震前兆波形。
変動の極大には候補が 2つ: 9月3日と9月13日。
9月3日極大、11月9.2日終息とすると地震発生は 12月2日±2日; 9月13日極大、11月9.2日終息とすると地震発生は 11月28日±2 と算出される。
現在残っている特異変動がいつ終息するかによって発生時期が決まる。11月28日前後に地震発生の場合は 11月14日ごろに終息、12月2日前後に地震発生の場合は 11月17日ごろに終息。
推定日 | 11月28日±2日 または 12月2日±2日 (特異変動の終息時期を確認して修正予定) |
推定時間帯 | 09:00±3時間 または 18:00±3時間 |
推定震央領域 | 「続報 No.343」所載の図1太線内 斜線の領域は火山近傍参考推定領域 |
推定規模 | M8.0 ± 0.3 |
推定地震種 | 震源が浅い陸域地殻内地震 |
No.1778前兆群は、2008年7月初旬に出現し始めた前兆です。継続期間は14年を越えました。串田氏の観測歴上で最長の継続期間で、ピーク時期には30の観測装置に前兆変動が出現しました。
No.1778前兆については、串田氏が自身の著書にて言及したため、その後の経過を一般公開しているものです。No.1778前兆以外の地震予測については、「地震前兆検知公開実験」の参加者にのみメールまたは Fax で配信されています。
串田氏の地震予測手法と実績については以下をご覧下さい:
このブログ記事のタイトルが「近畿圏・・・」となっているのは、当初の推定震央領域が近畿圏とされていたためです。その後、推定領域は徐々に東にずれ、現在は長野県や群馬県を中心とした地域とされています。推定領域が変化するにしたがってタイトルを変えると、過去の記事の検索が不便になると考え、当初のタイトルのままとしています。
関連記事
- 近畿圏中心領域大型地震 (13年4月17日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-268) (22年8月13日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-269) (22年8月18日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-270) (22年8月29日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-271) (22年9月2日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-272) (22年9月6日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-273) (22年9月28日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-274) (22年9月30日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-275) (22年10月8日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-276) (22年10月12日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-277) (22年10月22日)