3月28日付「噴火浅根で海底噴火」の続報です。
気象庁は、3月27日に海底火山「噴火浅根」が噴火したと発表していますが、噴火の2日後に上空から観測した野上教授(東京工業大学)は、噴火浅根ではなく北硫黄島(地図)が噴火した可能性があると指摘しています。
「気候変動観測衛星の画像では、北硫黄島から噴煙が上がっていることが確認されていて、(略)活火山ではない北硫黄島の噴火であれば相当珍しく(略)」:
- 「北硫黄島が噴火の可能性」 「噴火浅根」噴火で専門家指摘 (動画あり)
噴火浅根に関する気象庁の発表は3月30日付が最後で、噴火浅根からの噴煙は28日14時20分には確認されなくなり、29日に海上保安庁が実施した上空からの観測では変色水や浮遊物は確認されなかった、と述べています:
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