If you hold a ball and line it up with the moon when it’s out during daylight, the ball will be in the same phase as the moon! That’s because the geometry of the moon-Earth-sun system is the same as the geometry of the ball-eye-sun system. pic.twitter.com/kyoDzZYy5n
— Don A. Haas (@DrDonHaas) October 27, 2021
2021年10月31日日曜日
月とゴルフボール
「昼間に月が出ているときに、ゴルフボールを持ってきて月と並べて見ると、ボールは月と同じ満ち欠け状態(位相)になります。これは、月−地球−太陽とボール−目−太陽の位置関係が同じだからです」:
M6.5 地震後に大量の火山ガス噴出 — 台湾
10月24日付「台湾北東部で M6.5」の続報です。
台湾では北東部で 10月24日に M6.5、震源の深さ 66.8km の地震が発生しましたが、北東部沖の亀山島(地図)の周辺海域で大量の火山ガスが噴出していることが 28日に確認されました。
「亀山島ではかつて頻繁に火山ガスが噴出し、立ち上がる白煙は名物として知られていたが、近年は今年3月に噴出が確認されるまで目立った動きは見られていなかった」:
- 地震の影響か 亀山島周辺海域で大量の火山ガス噴出/台湾 (写真あり)
- 地震の影響か 亀山島周辺海域で大量の火山ガス噴出/台湾 (同一内容)
今年 3月に噴出が確認されていたようですが、M6.5 地震の前兆だったのでしょうか。亀山島は沖縄トラフの西端部に位置しています。
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太陽面爆発 (続報-2)
アメリカ海洋大気庁(NOAA)傘下国立気象局(NWS)の宇宙天気予報センター(Space Weather Prediction Center)が公開している太陽風予報です。今回の太陽面爆発による CME(コロナ質量放出)が地球に到達する様子を動画で見ることができます:
動画では、黄色の小円が太陽、その右の緑色の小円が地球、地球の上下の赤色と青色の小円が太陽観測衛星の位置を表しています。 上段は太陽風密度の予測値、下段は太陽風速度の予測値の変化を描いています。 左側の図は地球の公転面を上(北極星の方向)から見下ろした俯瞰図、中央の図は横から見た断面図です。
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2021年10月30日土曜日
小惑星 2021 UW1 が地球と月に接近
10月31日、小惑星〝2021 UW1〟が地球と月に接近します。
2021 UW1 | (2021年10月29日付予報) |
---|---|
接近日時(日本時間) |
(地球)10月31日 05:28 (月)10月31日 10:56 |
接近日時 誤差 |
(地球)±1 分未満 (月)±1 分 |
接近距離 | (地球)0.995 LD (月)1.662 LD |
推定直径 |
16 ~ 35 m |
対地球相対速度 |
13.8 km/s ≅ 5万 km/h |
発見から地球接近まで | 3 日 |
次の地球接近 | 2028年10月1日ごろ |
公転周期 | 825 日 ≅ 2.26 年 |
分類 |
アポロ群 |
(1LD=地球から月までの平均距離)
このブログでは、原則として地球から 2LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。
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転がる溶岩玉 — カナリア諸島
赤熱した溶岩が落石となって火山灰に覆われた斜面を転がってきます。土煙(灰煙?)を巻き上げながら高速で迫ってくる様子は、ルーニー・テューンズのロード・ランナー(動画)を連想させます:
Spallation lava bomb coming down from #LaPalmaVolcano on 27 Oct 2021.#CumbreVieja pic.twitter.com/mvKFKn6rme
— Harri Geiger (@harrigeiger) October 28, 2021
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埼玉県上空に謎の渦巻き雲
10月30日昼すぎ、埼玉県上空に渦巻き状の雲が出現しました。特殊な形状の巻雲のようです。
「どうしてこのような形になったのか要因は断定できませんが、上空を吹く風がこのような不思議な形の雲を作り出したと考えられます」:
- 関東上空に謎の渦巻き雲が出現 (写真、衛星画像あり)
- 関東上空に謎の渦巻き雲が出現 (同一内容)
- 関東上空に謎の渦巻き雲が出現 (YouTube 動画)
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2021年10月29日金曜日
2021年10月28日木曜日
小惑星 2021 UA1 が地球と月に接近・通過
小惑星〝2021 UA1〟が 10月25日に地球と月のそばを通過して行ったことが、10月26日付のデータベース更新で明らかになりました。
2021 UA1 | (2021年10月26日付予報) |
---|---|
接近日時(日本時間) |
(地球)10月25日 12:07 (月)10月25日 16:23 |
接近日時 誤差 |
(地球)±1 分未満 (月)±1 分未満 |
接近距離 | (地球)0.025 LD (月)0.902 LD |
推定直径 |
1 ~ 3 m |
対地球相対速度 |
15.8 km/s ≅ 5万7000 km/h |
発見から地球接近まで | 0 日 |
次の地球接近 | 2028年3月31日ごろ |
公転周期 | 356 日 ≅ 0.97 年 |
分類 |
アテン群 |
(1LD=地球から月までの平均距離)
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2021年10月27日水曜日
小惑星 2021 UH1 が地球と月に接近
10月27日、小惑星〝2021 UH1〟が地球と月に接近します。
2021 UH1 | (2021年10月26日付予報) |
---|---|
接近日時(日本時間) |
(地球)10月27日 16:14 (月)10月27日 23:13 |
接近日時 誤差 |
(地球)±1 分未満 (月)±2 分 |
接近距離 | (地球)0.187 LD (月)0.970 LD |
推定直径 |
1 ~ 3 m |
対地球相対速度 |
6.2 km/s ≅ 2万2000 km/h |
発見から地球接近まで | 1 日 |
次の地球接近 | 2031年8月18日ごろ |
公転周期 | 541 日 ≅ 1.48 年 |
分類 |
アポロ群 |
(1LD=地球から月までの平均距離)
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2021年10月26日火曜日
小惑星 2021 UT が地球と月に接近・通過
10月24日から25日にかけて、小惑星〝2021 UT〟が地球と月のそばを通過していたことが、10月25日付のデータベース更新によって明らかになりました。
2021 UT | (2021年10月25日付予報) |
---|---|
接近日時(日本時間) |
(地球)10月24日 19:49 (月)10月25日 02:18 |
接近日時 誤差 |
(地球)±1 分未満 (月)±1 分未満 |
接近距離 | (地球)0.39 LD (月)0.72 LD |
推定直径 |
4 ~ 9 m |
対地球相対速度 |
11.2 km/s ≅ 4万 km/h |
発見から地球接近まで | 0 日 |
次の地球接近 | 2028年5月28日ごろ |
公転周期 | 425 日 ≅ 1.16 年 |
分類 |
アポロ群 |
(1LD=地球から月までの平均距離)
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2021年10月25日月曜日
西之島内部に磁気異常領域を発見
海洋研究開発機構(JAMSTEC)や東京大学地震研究所などからなる研究チームが、西之島(地図)上空にドローンを飛ばして空中磁気探査を実施し、島の内部に 2つの顕著な磁気異常を示す領域を発見しました。この磁気異常は火口を取り囲むドーナツ状の領域と島の北東に位置する帯状の領域で、1973〜1974年の噴火の際にマグマが通った痕跡に関連していると考えられるとのことです:
- 西之島山体の内部構造を解明 ~世界で初めてドローンを使った空中磁気探査を火山島で実施~ (プレス・リリース)
- 西之島山体の内部構造を解明 ~ドローンを使った空中磁気探査を世界で初めて火山島で実施~ (PDF形式、具体的内容は 5ページ目以降にあります、特に図3を参照してください)
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2021年10月24日日曜日
台湾北東部で M6.5
日本時間 10月24日14時11分ごろ、台湾北東部で M6.5、震源の深さ 66.8km の地震が発生しました。台湾で今年記録された地震の中では最大の規模ですが、震源が深かったため、最大震度は台湾の震度階(7段階)で 4 でした。M5.4 や M4.2 の余震が発生しています。
落石などで数名の負傷者が出ています。また、給水塔が破損、建設現場のクレーンが折損、住宅の軒が剥離するなどの物的被害が出ています:
- Strong quakes leave several injured, transport disrupted (写真、動画あり)
- Aftershocks expected in coming days after year's strongest earthquake (写真、地図あり)
震源付近は琉球海溝と沖縄トラフの西端部にあたり、今年 1月1日に M4.5 の地震が発生したものの、その後は比較的地震が少ない状態が続いていたとのことです。
この地震の揺れは日本全国に伝わりました。以下は防災科学技術研究所の「高感度版 100トレース連続波形画像」です。南の観測点ほど早く揺れ始めていることがわかります:
2021年10月23日土曜日
火山噴火や地震は連鎖する?
巽好幸氏の解説記事です。
「火山はそれぞれが独自の活動をしており連鎖することはない」、「それぞれの火山の下には、このような1つの『マグマシステム』が存在していて、決して地下でマグマが繋がっているのではない」、「富士山を始め多くの東日本の火山は、2011年以降マグマが噴出しやすい状況にある」、「火山の噴火が海溝型巨大地震や直下型地震の前兆となることを示す科学的証拠は一切存在しない」:
「科学的証拠は一切存在しない」と言われても、「証拠の不在は不在の証拠ならず(証拠が無いことは、無いことの証明にならない)」という言葉もありますから、やはり不安です。
溶岩ワニ — カナリア諸島
ワニと言うよりはカバかも ・・・
「私は、溶岩ワニ(ラバ・クロコダイル)は実在しないと確信しています。でも、もし実在するとしたら(仮定法過去)、ここにあるような姿をしているだろうなとも思います。」:
I'm pretty sure a lava crocodile is not a thing.
— Alistair Hamill (@lcgeography) October 19, 2021
But I'm also pretty sure sure, if it was a thing, it would look very much like this thing right here. pic.twitter.com/QmRjaLHIXZ
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- ラ・パルマ島で火山噴火 — カナリア諸島 (続報-9) (21年10月4日)
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2021年10月22日金曜日
アスキャ山が急速な山体膨張 — アイスランド (続報)
21年9月11日付「アスキャ山が急速な山体膨張 — アイスランド」の続報です。
8月初めから続いているアスキャ山(地図)の山体膨張は、その後もほぼ一定の速度で進行しています。累積の隆起量は先月は 7cm でしたが、現在は 15cm に達しているとのことです。アイスランド気象庁の専門家は、噴火するか否かを判断するのは時期尚早としながらも、マグマが地下 2〜3km のところに蓄積されており、噴火の可能性を排除できないとしています:
アスキャ山の噴火頻度は、過去 7000年間では 100年に 2~3回程度とされています。
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近畿圏中心領域大型地震 (続報-252)
八ヶ岳南麓天文台(地図)の串田氏が 10月21日15:00 付けで更新情報を出しています:
- No.1778 長期継続大型地震前兆 続報 No.317 (PDF形式)
前回(No.316)——
- 八ヶ岳の CH29 観測装置の変動が継続 → 10月中発生の可能性は考えにくい
- 10月18日昼以降、静穏が継続 → 11月12日ごろに発生の可能性も考えられる
- CH29 観測装置の完全静穏化を待ちたい
現状 ——
- CH29 観測装置(八ヶ岳): 3日間静穏状態継続するも再び変動出現
- K1 観測装置(高知観測点): 10月21日現在、まだ静穏基線電圧値に復帰せず
見通し ——
- 11月16日以降の可能性、ただし発生近い可能性が高い(理由は下記引用を参照)
「まもなく 2008年07月から 13年4ヶ月継続となる過去例のない長期変動ですが、最大値では30 観測装置に出現した前兆変動も、現在は主に上の 2観測装置の変動のみとなりました。両観測装置の変動出現状況を鑑み、発生日を特定推定したいと考えます。」
推定日 | CH29 完全静穏化確認後に計算予定 ただし 11月17日〜22日ごろの可能性あり |
推定時刻 | 午前9:00±2時間 または 午後6:00±2時間 |
推定震央領域 | 「続報 No.317」所載の図3太線内 火山近傍 斜線域は可能性考えやすい参考推定領域 |
推定規模 | M8.0 ± 0.3 直前に噴火前兆変動が観測されない限り、近傍火山の噴火の可能性は考えにくい。 |
推定地震種 | 震源が浅い陸域地殻内地震 |
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- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-251) (21年10月20日)
2021年10月21日木曜日
地質学を専攻していた
コリン・パウエル氏が 10月18日に亡くなりました。米軍制服組のトップ・統合参謀本部議長として 1989年のパナマ侵攻や 1991年の湾岸戦争を指揮し、2003年のイラク戦争の時には国務長官の任にありました。
知らなかったのですが、パウエル氏はニューヨーク市立大学シティ・カレッジ(CCNY)で地質学を専攻し、理学士号を取得しています(その後、ジョージ・ワシントン大学大学院経営学修士課程を修了)。
以下は同氏の回顧録からのテキトー訳です:
CCNY の地質学のフィールド・トリップはとても楽しい思い出です。(ニューヨーク州の)北部に行って、シンクライン(向斜)やアンチクライン(背斜)の地層をよじ登りました。それらを図式化して、鏡像を考えなければなりませんでした。ここに背斜があれば、それに対応する向斜が別の場所に露出していることが予測できます。うまく予測できたときには、とても満足感がありました。地質学の知識で、大学外の友人たちに自分の才能を披露することもできました。「知ってるかい、ハドソン川は本当は川じゃないんだよ」「何を言ってるんだ?・・・ ハドソン川が川だってことはみんなが知っていることじゃないか」 私は、ハドソン川はポキプシー(地図)のあたりまで「溺れた」川であることを説明しました。氷河期に(氷河の重みで)川底が沈降し、大西洋が内陸に入り込んで来たのです。その結果として、ハドソン川下流域は実際に塩水の入り江となったのです。
原文は以下のツイートにあります:
東海道南方沖で深発 M5.8、異常震域
10月21日17時37分ごろ、東海道南方沖を震源とする M5.8、震源の深さ 380km、最大震度 3 の深発地震が発生しました(震央地図、震度分布図、CMT解)。防災科学技術研究所では、鳥島近海、M5.6、震源の深さ 440km としています。
震度 3 を観測したのは、 栃木県宇都宮市だけです。
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- 神奈川県西部で稍深発地震、異常震域 (20年5月28日)
- 東京・栃木・茨城で異常震域 (20年11月18日)
- 間宮海峡で M6.4、異常震域 (20年12月1日)
- 山梨県東部・富士五湖で M4.0、異常震域 (20年12月13日)
- 和歌山県南方沖で M4.4、異常震域 (20年12月29日)
- 三重県南東沖で M5.3、異常震域 (21年1月16日)
- 東海道南方沖で深発 M6.2、異常震域 (21年9月14日)
- 東海道南方沖で深発 M6.2、異常震域 (続報) (21年9月19日)
- 日本海中部で深発 M6.1、異常震域 (21年9月29日)
2021年10月20日水曜日
小惑星 2021 UL が月と地球に接近・通過
10月16日に小惑星〝2021 UL〟が月と地球のそばを通過して行ったことがわかりました。
2021 UL |
(2021年10月18日付予報) |
---|---|
接近日時(日本時間) |
(月)10月16日 16:31 (地球)10月16日 21:13 |
接近日時 誤差 |
(月)±1 分未満 (地球)±1 分未満 |
接近距離 | (月)0.808 LD (地球)0.094 LD |
推定直径 |
2 ~ 5 m |
対地球相対速度 |
10.1 km/s ≅ 3万6000 km/h |
発見から地球接近まで | −2 日 |
次の地球接近 | 2022年5月28日 |
公転周期 | 367 日 ≅ 1.00 年 |
分類 |
アポロ群 |
(1LD=地球から月までの平均距離)
このブログでは、原則として地球から 2LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。
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近畿圏中心領域大型地震 (続報-251)
八ヶ岳南麓天文台(地図)の串田氏が 10月18日15:00 付けで更新情報を出しています:
- No.1778 長期継続大型地震前兆 続報 No.316 (PDF形式)
静穏だった K1 に10月11日から 特異変動出現
→ 直前特異である場合: 10月22日±2日発生を支持
ただし直前特異にしては継続期間が長すぎる
→ まだ前兆期間だった可能性(10月19日か 20日に静穏化?): 11月12日±2日発生の可能性?
CH29 完全静穏化を待ちたい。
「10/20 以降も CH29 に変動が継続した場合は 11/12±2 発生の可能性は考えにくくなりますので、完全終息まで待ちたいと考えます。ちなみに 11/12±2 発生推定が正しい場合は、このあと CH29 も K1 も静穏化し、静穏化基線が継続、その後、CH29 には 10/27± 頃、K1には10/28± 頃に直前特異変動が観測される可能性も示唆されます。」
推定日 | 11月12日±2日(10月22日±2日は可能性低下) CH29 完全静穏化確認まで未決定 |
推定時刻 | 午前9:00±2時間 または 午後6:00±2時間 |
推定震央領域 | 「続報 No.316」所載の図4と図5を参照 |
推定規模 | M8.0 ± 0.3 直前に噴火前兆変動が観測されない限り、近傍火山の噴火の可能性は考えにくい。 |
推定地震種 | 震源が浅い陸域地殻内地震 |
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2021年10月19日火曜日
地電流異常: 東北に M7 級地震の前兆?
どこまで信憑性のある話なのかわかりませんが、念のため・・・
「岩手県沖、宮城県沖を中心とした東北地方北部・南部で、マグニチュード(M)6.3~7.7、最大震度 5強~ 6強の地震の前兆がみられる」、「12日から新たなやや大き目の前兆(地電流異常)が見られた」:
京都府南部で地震続く
10月16日から 19日までの 4日間に、京都府南部を震源とする有感地震が 3回発生しています。
「いずれも単発の地震で、関連性は今のところ不明」(京都地方気象台):
- 京都府と大阪府で震度 1 京都南部震源は 4日間で 3回目 (震度分布図あり)
予想外! 溶岩流が立てる音 — カナリア諸島
溶岩の成分や温度にもよるのでしょうが、想像していたのと全く違っていました。
「SOUND ON: 地質学者は、スペインのラ・パルマ島の溶岩流の音は "割れたガラスのような音" だと指摘している。9月19日に噴火が始まって以来、島の火山から流れ出た溶岩によって 1,826の建物が破壊されたと当局は発表している。」:
SOUND ON: Geologists note the sound of lava flow on Spain's La Palma sounds "like broken glass.” Officials say 1,826 buildings had been destroyed by the lava flow from the island’s volcano since eruptions began on September 19. pic.twitter.com/f3YEg8i8ZV
— CBS News (@CBSNews) October 17, 2021
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- 新たに 2カ所から噴火 ― カナリア諸島 (11年10月13日)
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- ラ・パルマ島で火山噴火 — カナリア諸島 (続報-2) (21年9月22日)
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- ラ・パルマ島で火山噴火 — カナリア諸島 (続報-4) (21年9月27日)
- ラ・パルマ島で火山噴火 — カナリア諸島 (続報-5) (21年9月27日)
- ラ・パルマ島で火山噴火 — カナリア諸島 (続報-6) (21年9月29日)
- ラ・パルマ島で火山噴火 — カナリア諸島 (続報-7) (21年9月30日)
- ラ・パルマ島で火山噴火 — カナリア諸島 (続報-8) (21年10月3日)
- ラ・パルマ島で火山噴火 — カナリア諸島 (続報-9) (21年10月4日)
- ラ・パルマ島で火山噴火 — カナリア諸島 (続報-10) (21年10月5日)
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小惑星 2021 TX14 が月と地球に接近
10月19日から 20日にかけて、小惑星〝2021 TX14〟が月と地球に接近します。
2021 TX14 |
(2021年10月18日付予報) |
---|---|
接近日時(日本時間) |
(月)10月19日 14:07 (地球)10月20日 00:08 |
接近日時 誤差 |
(月)±2 分 (地球)±1 分未満 |
接近距離 | (月)1.19 LD (地球)1.33 LD |
推定直径 |
13 ~ 28 m |
対地球相対速度 |
10.6 km/s ≅ 3万8000 km/h |
発見から地球接近まで | 12 日 |
次の地球接近 | 2028年4月3日ごろ |
公転周期 | 566 日 ≅ 1.55 年 |
分類 |
アポロ群 |
(1LD=地球から月までの平均距離)
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2021年10月18日月曜日
承和年間の鳥類の異変
六国史の第4番『続日本後紀』を見ていると、承和13年から承和15年(嘉祥元年)にかけて(西暦 846年〜848年)、鳥類の異変が多く記録されています。それらも含めて、自然現象の記録を抜き出してみました。現代語訳は『続日本後紀』(全現代語訳・森田悌、講談社学術文庫、2010)から引用しました。
ちなみに、この時代は仁明天皇の治世です。仁明天皇は嵯峨天皇の子で、平安京遷都で知名度が高い桓武天皇の孫です。桓武平氏につながっていく高見王や平高棟と同世代です。
承和13年 1月4日 | 烏が漏刻(水時計)の時刻を記した竹札を銜えて飛び去り、春興殿の上に落とした。 |
2月27日 | 地震があった。 |
10月25日 | 白鷺が建礼門院上に集まり、まもなく大庭(紫宸殿の前庭)の版位のところへ降りて集まった。 |
承和14年 3月13日 |
雄雉が東方から飛来して、主殿寮の直廬(内裏内郭の南東の隅)の前に集まった。渠の西から走って閤門中に入り込んだ。右近衛六人が近づいて見ると、体に傷はなく、羽毛が整っていたことが判った。 |
3月14日 | 不思議な雉を北野で放った。高く飛び去った。 |
閏3月4日 | 天に鳴き声が聞こえた。その余響は大きく、しばらくの間続いた後止んだ。 |
閏3月13日 | 群れをなす鳥が何億、何万と太陽のまわりを廻って上下した。日中から夕刻に至るまで空に見えたが、何という鳥か判らなかった。 |
閏3月 | 本月 しばしば鳥の群れが出現した。夜明け前に西から東に進み、天を覆うほどで、その間空が全く見えなかった。多くの故老を訪い質問したが、皆、聞いたことがない、と言った。 |
6月12日 | 激しい雨となり、滝のようであった。本日夜、月暈の外に白気がたちこめた。 |
6月21日 | 長雨が止まった。 |
10月27日 | 鷺が春興殿の上に集まった。 |
11月9日 | 天の北の方に雷鳴のような音がした。 |
11月20日 | 午後八時頃、流れ星のようなものが出現した。西から東に向かって堕ち、その輝きは幅が二町、長さが十丈ほどであった。 |
承和15年 1月29日 |
陰明門に𨷻入しようとした狂人がいた。門衛が捕らえて連れ去った。 |
2月22日 | 地震で、雷鳴のような音がした。多くの犬が驚いて吠えた。 |
2月26日 | 本日、宮城の北東の隅の垣の瓦が自然に頽落し、雷鳴のような響きがした。 |
3月6日 | 神泉苑の東垣の瓦が八丈余ほどひとりでに頽落した。雷鳴と同じような響きがした。 |
3月8日 | 大地がはなはだ震動した。 |
3月28日 | 地震があった。 |
4月3日 | 地震があった。 |
5月1日 | 日蝕があった。 |
6月24日 | 地震があった。 |
6月25日 | 地震があった。 |
7月7日 | つむじ風が春興殿の庭に発生し、紫宸殿の東北のあたりまで来て、さらに清涼殿の東を通り、そこから右近衛陣に向かい、炬屋を煽るようにして地上数尺ほど持ち上げ、炬屋は版位の前まで来て、草木がなびくように摧破した。 |
7月29日 | 雷と稲光が異常に激しく、東西二京を震動させた。(以下被害の記述が数行にわたって続くが省略。) |
8月3日 | 雨が降り、夜通し止まなかった。 |
8月4日 | 雨の勢いは井戸を顚倒させたように激しく、終日止まなかった。 |
8月5日 | あたり一面が洪水となり、人・畜が流され、河陽橋は壊れてわずか六間分が残り、宇治橋は傾き、茨田堤は随所で破潰した。故老は皆、大同元年の洪水に倍し、四、五尺になった、と語った。 |
9月2日 | 青鷺が紫宸殿南庭の版位の下に集まった。 |
10月7日 | 地震があった。 |
10月20日 | 地震があった。 |
12月2日 | 地震があった。 |
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硫黄島: 隆起で沈没船が姿を現す
小笠原諸島の硫黄島(地図)では長期的に隆起が継続していますが、隆起によって沈没船が陸上に姿を現しています。
「かつて太平洋戦争で激戦が繰り広げられました。今海岸沿いに構造物のようなものが見えます。あれが沈められた船ですね。船が沈められた跡が確認できます、アメリカ軍が港を作ろうとして船を沈めた跡ということです」(拡大地図):
- 地殻変動で沈没船が陸上に ・・・ 小笠原諸島で噴火相次ぐ (YouTube動画)
硫黄島の状況については以下の気象庁の解説情報を参照してください。
「GNSS 連続観測によると、長期的に島全体の隆起を示す地殻変動がみられています」:
- 硫黄島の火山活動解説資料(令和 3年 9月) 気象庁地震火山部 (PDF形式)
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マグロが川を遡る — 和歌山県串本町
10月14日、和歌山県串本町中湊(地図)の古座川で、クロマグロとみられる魚が泳いでいるのが目撃・撮影されました。体長 1.5m弱。現場は、河口から約 1km 上流の浅瀬。
「大きさやひれの特徴から、クロマグロだと考えられる。上げ潮で川に入って来てしまったなど、何らかの理由で迷い込んだのではないか」(県水産試験場):
- 古座川でマグロ目撃 和歌山県串本、河口から 1キロの浅瀬 (写真2葉あり)
[備考] 10月15日07:57ごろ、和歌山県北部、M3.6、深さ 10km、最大震度 4
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2021年10月17日日曜日
また 国際宇宙ステーションの姿勢乱れる
10月15日、国際宇宙ステーション(ISS)にドッキング中のロシアの宇宙船ソユーズ MS-18 で、スラスター(姿勢制御や軌道の微修正などに使う小型の噴射装置)が異常噴射を起こし、ISS が傾く事故が発生しました:
この日、ロシア人宇宙飛行士と、ISS に短期滞在していたロシアの映画監督と女優が地球に帰還するための準備として、ソユーズ MS-18 のスラスタの噴射テストを行ったところ、噴射が予定時間内に止まらず、ISS が通常の姿勢から 57度傾く事態になりました。30分ほどで ISS の姿勢は回復し、日本人宇宙飛行士(星出彰彦氏)を含む ISS の乗員に危険はなかったとのことです。
異常噴射の原因は調査中ですが、噴射が止まった理由もわかっていないとのことです。NASA のフライト・ディレクターであるティモシー・クリーマー氏は、「確証は得られていないが、スラスターが推進剤を使い切ったために噴射を停止したと考えている」と語っています。
同じような事故は 7月29日にも発生しています。ロシアのモジュールでスラスターの想定外の噴射が発生し、ISS が 540° も回転してしまいました。ロシア側はソフトウェアの不具合が原因だったと説明しています:
- 国際宇宙ステーションの姿勢乱れる (21年7月31日)
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2つの小惑星が月と地球に接近
10月17日から18日にかけて、2つの小惑星が月と地球に接近します。
2021 TH13 | (2021年10月13日付予報) |
---|---|
接近日時(日本時間) |
(月)10月17日 19:42 (地球)10月18日 04:20 |
接近日時 誤差 |
(月)±2 分 (地球)±2 分 |
接近距離 | (月)0.87 LD (地球)1.65 LD |
推定直径 |
6 ~ 14 m |
対地球相対速度 |
8.6 km/s ≅ 3万1000 km/h |
発見から地球接近まで | 11 日 |
次の地球接近 | 2022年10月6日 |
公転周期 | 342 日 ≅ 0.94 年 |
分類 |
アテン群 |
2021 TG14 | (2021年10月16日付予報) |
---|---|
接近日時(日本時間) |
(月)10月18日 02:16 (地球)10月18日 09:51 |
接近日時 誤差 |
(月)±1 分 (地球)±1 分未満 |
接近距離 | (月)0.94 LD (地球)0.65 LD |
推定直径 |
5 ~ 12 m |
対地球相対速度 |
11.4 km/s ≅ 4万1000 km/h |
発見から地球接近まで | 7 日 |
次の地球接近 | 2027年4月16日ごろ |
公転周期 | 471 日 ≅ 1.29 年 |
分類 |
アポロ群 |
(1LD=地球から月までの平均距離)
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箱根山の山体膨張止まる
箱根山(地図)で今年 7月ごろから観測されていた山体膨張が停滞しています。
「GNSS連続観測では、7月頃から一部の基線でみられていた伸びの変化は 8月頃から停滞し、その後、顕著な地殻変動は観測されていません」:
- 箱根山の火山活動解説資料(令和 3年 9月) 気象庁地震火山部 (PDF形式)
火山ガスには変化が出ているようです。
「今月5日に大涌谷で火山ガスの定点調査を行った東海大の大場武教授は『ガスの成分の一部に変化が出ている。引き続き注意が必要』との認識を示す」:
- 箱根山の山体膨張止まる ガスの成分一部に変化も (写真あり)
- 箱根山の山体膨張止まる「活発化していない」 ガスの成分一部に変化も (同一内容)
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- 箱根山の地震 (10年9月14日)
- 次は阿蘇山? (その 1) (11年2月28日)
- 箱根火山で群発地震 (11年3月11日)
- 箱根火山で群発地震 (続報) (11年3月14日)
- 箱根山が山体膨張 ― 神奈川県 (13年2月1日)
- 箱根山が山体膨張 ― 神奈川県 (続報) (13年2月1日)
- 箱根山が山体膨張 ― 神奈川県 (続報-2) (13年2月8日)
- 箱根山が山体膨張 ― 神奈川県 (続報-3) (13年2月10日)
- 箱根山が山体膨張 ― 神奈川県 (続報-4) (13年2月15日)
- 箱根山が山体膨張 ― 神奈川県 (続報-5) (13年2月22日)
- 箱根山が山体膨張 ― 神奈川県 (続報-6) (13年3月1日)
- 箱根山群発地震と富士山噴火 (13年3月8日)
- 箱根山が山体膨張 ― 神奈川県 (続報-7) (13年3月8日)
- 箱根山が山体膨張 ― 神奈川県 (続報-8) (13年3月10日)
- 20の火山が 3・11 後に活発化 (13年3月17日)
- 箱根山が山体膨張 ― 神奈川県 (続報-9) (13年3月18日)
- 箱根山の火山活動と周辺の被害地震 (13年4月1日)
- 箱根山の火山活動終息 (13年6月16日)
- 箱根山の火山活動と報道 (13年7月12日)
- 首都圏が危ない? (13年8月7日)
- 神奈川県西部で地震多発化 (14年6月23日)
- 箱根山でやや活発な地震活動 (15年5月2日)
- 温泉施設で蒸気噴出 ― 箱根山 (15年5月4日)
- 箱根山と富士山の地震活動 (15年5月4日)
- 地表温度上昇か ― 箱根山 (15年5月4日)
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- 箱根山の噴火警戒レベル引き上げ (15年5月6日)
- 箱根山の異変と富士山噴火の前兆伝承 (15年5月8日)
- 大涌谷が隆起 ― 箱根山 (15年5月8日)
- 温泉が変色・異臭 ― 箱根山 (15年5月10日)
- 大涌谷が最大8cm隆起 ― 箱根山 (15年5月12日)
- 箱根山: 震源が大きく北へ移動 (15年6月2日)
- 箱根山が最大30cm隆起 (15年6月7日)
- 箱根山噴火か (15年6月29日)
- 箱根山噴火か (続報) (15年6月29日)
- 箱根山噴火か (続報-2) (15年6月30日)
- 箱根山が噴火、警戒レベルを引き上げ (15年6月30日)
- 箱根山全体が膨張 (15年7月2日)
- 箱根山の災害想定図 (15年7月2日)
- 箱根山 地殻変動の範囲広がる (15年7月7日)
- 箱根山噴火 収束せず ― 温泉地学研究所 (15年7月18日)
- 箱根山全体が危険 (15年7月20日)
- 箱根山全体が危険 (補足) (15年7月21日)
- 箱根山、大涌谷の火口から噴煙 (15年7月22日)
- 箱根山、大涌谷の火口から噴煙 (蛇足) (15年7月22日)
- 箱根山の温泉水枯れる ― 神奈川県箱根町 (15年7月29日)
- 箱根山: 火山ガス増加 (15年11月15日)
- 箱根山噴火は小田原地震の前兆か (15年11月26日)
- 箱根山で発光現象、不自然な発表 (15年12月10日)
- 箱根山・大涌谷で超常現象? (15年12月26日)
- 箱根山・大涌谷で超常現象? (続報) (15年12月29日)
- 箱根山の火山活動に変化 (17年8月6日)
- 箱根山で黒灰色の噴出物が飛散 (18年6月15日)
- 今年は富士山と箱根に警戒? (19年1月16日)
- 箱根山: 再び浅部が膨張 (19年8月24日)
- 箱根山の火山活動 「終息していく可能性高い」 (19年10月3日)
- 箱根山の噴火警戒レベル引き下げ (19年10月7日)
- 箱根山が山体膨張 (21年8月12日)
- 箱根山の火山ガス濃度上昇 観光客が避難 (21年9月1日)
- 箱根山の火山ガス濃度上昇 観光客が避難 (続報) (21年9月10日)
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