2025年3月15日土曜日

ヘラがダイモスを撮影

 
3月12日、欧州宇宙機関(ESA)の探査機ヘラ(Hera)が、火星の重力を利用して加速するために火星から 5000km まで接近した際に衛星ダイモスを撮影しました。ダイモスは直径 12.4 km で表面は塵に覆われており、火星への巨大衝突の残骸か、捕獲された小惑星である可能性があるとされています:
 
 
 
ヘラは ESA の二重小惑星探査計画の探査機で、2024年10月に打ち上げられ、目的地の小惑星ディディモスとその衛星ディモルフォスに 2026年12月に到着する予定です。衛星ディモルフォスには NASA の探査機 DART が 2022年9月27日(日本時間)に秒速約 6km で衝突し、表面にクレーターを形成するとともに、ディモルフォスの公転周期を約 32分短縮したことが確認されています。ヘラは、ディディモスとディモルフォスを高度 30km から 2km 以下までの高度で約半年間にわたって観測し、DART の衝突で形成されたクレーターの詳細や軌道の詳細を調べることになっています。