3月12日、欧州宇宙機関(ESA)の探査機ヘラ(Hera)が、火星の重力を利用して加速するために火星から 5000km まで接近した際に衛星ダイモスを撮影しました。ダイモスは直径 12.4 km で表面は塵に覆われており、火星への巨大衝突の残骸か、捕獲された小惑星である可能性があるとされています:
- ESA's space probe captures detailed images of Mars and its mysterious moon (動画、図あり)
- Hera Asteroid Probe Spots Mysterious Martian Moon During Flyby (写真、動画あり)
Revealed: the first images from @ESA's #HeraMission gravity-assist flyby of Mars! https://t.co/tG8hizuw9W pic.twitter.com/2qJEKwpb1W
— ESA Technology (@ESA_Tech) March 13, 2025
ヘラは ESA の二重小惑星探査計画の探査機で、2024年10月に打ち上げられ、目的地の小惑星ディディモスとその衛星ディモルフォスに 2026年12月に到着する予定です。衛星ディモルフォスには NASA の探査機 DART が 2022年9月27日(日本時間)に秒速約 6km で衝突し、表面にクレーターを形成するとともに、ディモルフォスの公転周期を約 32分短縮したことが確認されています。ヘラは、ディディモスとディモルフォスを高度 30km から 2km 以下までの高度で約半年間にわたって観測し、DART の衝突で形成されたクレーターの詳細や軌道の詳細を調べることになっています。
関連記事
- 小惑星軌道変更実験 DART: 間もなく打ち上げ (21年11月24日)
- 小惑星軌道変更実験 DART: 順調に飛行中 (21年11月24日)
- 小惑星衝突までのカウント・ダウン始まる (22年6月19日)
- まもなく小惑星衝突 (22年9月26日)
- 小惑星衝突! (22年9月27日)
- 小惑星衝突! (続報) (22年9月28日)
- 小惑星衝突! (続報-2) (22年9月28日)
- 小惑星衝突! (続報-3) (22年9月28日)
- 彗星化した小惑星 (22年10月12日)
- 彗星化した小惑星 (続報) (22年10月29日)