今年1月末に火星探査車キュリオシティが撮影した写真の中に、エーリアンの顔を刻んだ石像のようなものが写っています。偶然のなせる技でパレイドリアの一種なのでしょうが、面白いので紹介します。
下記の写真の右下部分に、横倒しになった人の顔のようなものが写っています。わかるでしょうか。私には、始皇帝のために作られた兵馬俑の兵士の顔のように見えます:
上の写真では顔の右半分しか見えていません。右半分の顔を鏡像反転させて左半分を復元し、合成した「エーリアンの顔」の写真が以下のブログに掲載されています:
この「石像」が撮影された谷のパノラマ写真が以下です。「石像」は右端に近いところにある一番大きな岩のそばに写っています:
この谷では、他にも不思議な形をした岩が撮影されています:
火星探査車キュリオシティが火星に軟着陸してから1年9ヶ月ほどが経過していますが、以下の写真で見ると金属製の車輪に亀裂や孔が目立つようになっています。2004年1月に火星に軟着陸して以来10年以上探査活動を継続している先代の探査車オポチュニティでは、このように早く車輪の劣化が進むことはなかったので意外です。軽量化するために肉薄にしすぎたのでしょうか:
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