北海道の雌阿寒岳(地図)では、顕著な全磁力の減少が観測され、火口地下の温度が上昇している可能性があるとのことです。
以下は、「第127回火山噴火予知連絡会資料 その7 (北海道地方)」(PDF形式、14MB)からの引用です:
地磁気全磁力観測では、2013年7月以降全磁力の有意な減少が観測されている。2011年1月以降横ばいで推移していた全磁力値は、2013年7月以降減少しており、96-1火口南側地下の温度が上昇している可能性が考えられる。
地磁気の「全磁力」については以下に説明があります。手っ取り早く知りたいときには、図を参照してください:
なぜ地下の温度が上昇すると全磁力が減少するのかについては、以下に簡潔な説明があります:
- 全磁力観測 (PDF形式)
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