2011年12月8日木曜日

2012年にスーパー噴火がおきる? ― NASAがお答えします (その 1)


エレーニン(エレニン)彗星で大失敗したにも関わらず、この世の終わりや最後の審判が到来すると主張して不安をあおる徒輩は後を絶ちません。マヤ族の暦の周期に由来する2012年終末説も根強く、さまざまな自然現象や災害と結びつけて2012年に人類が滅亡するとか、その後に今とは異なった時代が始まるなどと説いています。2012年にスーパーボルケーノが巨大噴火をおこして文明社会が終焉を迎え、人類が衰亡するというのもそれらのバリエーションです。

不安を感じた人からの問い合わせが多いためか、NASA がこの2012年スーパー噴火説を否定する記事を11月15日付でウェブサイトに掲載しています:

従来の NASA であれば、このような根拠のないトンデモ説などは黙殺すると思うのですが、エレーニン彗星の一件で「NASA は情報を隠している」云々と痛くもない腹を探られたことに懲りたのでしょうか。積極姿勢に転じたように思います。エレーニン彗星のときは対応がかなり遅かったのですが、2012年関係については、上にリンクを張った文書以外にも一般の質問に答える文書を発表しています。

スーパーボルケーノやスーパー噴火に関しては、本来、 NASA(航空宇宙局)ではなく USGS(米国地質調査所)の領分だと思うのですが、この辺にも NASA の積極性を感じます。


続く