2011年9月16日金曜日

関西の産官学が地震前兆収集システム


この「地震前兆現象情報収集サーバーシステム」をスタートさせたという「関西サイエンス・フォーラム」。何年も前から同じことをくり返しマスコミに発表しています。私が保存している新聞記事に限っても、2004年3月までさかのぼれます。私の記憶が確かであれば、阪神大震災の数年後からこのような計画を云々していたように思います。本当にやる気があるのか、疑問を感じてしまいます。詳しいことはこのブログの2010年1月6日付「『関西サイエンス・フォーラム』の地震予知」を参照してください:

今回は少なくとも携帯電話版の「地震前兆現象投稿」機能は稼働しているようですが、PC版は現時点で応答がありません:

地震前兆を集める一般向け掲示板のほとんどは、客観的な宏観異常の情報ではなく、頭痛や耳鳴りなど、いわゆる体感情報やオカルト的な投稿が多数を占め、さらには不安神経症を疑わせるような書き込みも見られるなど、あたかも「宏観異常者」の巣窟のようになっています。まさに「悪貨は良貨を駆逐する」状態です。関西サイエンス・フォーラムのシステムは、「あらかじめ登録した専門家や市民らに(中略)写真や動画、文書などの報告を寄せてもらう」方式をとるとのことなので、「市民」の選別が的確になされるならば期待できるかも知れません。


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