日本初のペット産業国際見本市で、「地震予知のデモンストレーション~あなたの犬は地震予知できるか?~」というセミナーがあったそうです。講師は麻布大学の太田光明教授(獣医学部 動物応用科学科 介在動物学研究室):
- 犬は地震予知ができるのか?
- 犬は地震予知ができるのか? (同一内容、別サイト)
「電磁波に反応する犬の割合は30頭につき1頭くらい」で、訴えるように吠える、穴を掘る、逃げようとする、などの行動が見られるが、「なかには地震の数時間前になると決まっておもらしする犬」もいるのだそうです。
「雷も電磁波を発生させるものなので、雷が鳴る前から非常におびえているような犬なら(地震予知の)可能性はあるかもしれません」とのこと。これで思い出すのは実家で飼っていた犬。子犬の時に父が保健所からもらい受けてきた雑種なのですが、雷雲が近づいてくると不安げにうろうろと歩き回り始め、大きな雷鳴がすると狂ったように吠えたり走り回ったり。ひょっとすると地震予知の素養があったのかも知れません。大きな音が大嫌いで、風で玄関の扉がバタン!と閉まったときや、ワンタッチで開く傘が目の前でバサッと広がったときに、腰が抜けてお漏らしをしたこともあるので、単に雷鳴におびえていただけかも知れませんが。
太田教授の研究については、以下のような記事もあります。阪神淡路大震災の直前に異常行動を起こしたペット300頭近くの血液サンプルを採取して地震予知に関係すると考えられる遺伝子配列「地震感知遺伝子」を探しているのだそうです:
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